2012年10月9日火曜日

【読書メモ】人生は、「本当にやりたいこと」だけやれば、必ずうまくいく


【書籍】 人生は、「本当にやりたいこと」だけやれば、必ずうまくいく(アマゾンリンク)

久瑠 あさ美 (著)

単行本: 198ページ
出版社: 幻冬舎 (2012/2/10)
ISBN-10: 4344021290
ISBN-13: 978-4344021297
発売日: 2012/2/10


タイトルだけを読んで誤解すれば「やりたいことだけやるなんて、わがままなだけじゃん」と思ってしまうけれど、ちゃんとしたメンタルトレーニングの本です。

やりたくないことより、やりたいことの方がうまくいく
というのが前提なのですね。


have to と must
P29
どちらも「~しなければならない」と訳すけれど、
have to は他人や周りから押しつけられた義務や責任
must は自分から選んだ義務や責任
というニュアンス

なので否定形
don't have to は「しなくてもよい」
must not は「してはらならない」


「1年後に一流で在りたいなら、今この瞬間のあなたも一流なのだと意思決定して下さい。
現在、二流と答える人は1年後も二流です。
もし、1年後に一流で在りたい自分がいるのであれば、今現在のあなたもすでに、一流に値する人なのですよ」P34


プロフェッショナルになる一番の近道は、まず「自分がどうなりたいのか」という、将来の夢とビジョンを抱くこと。
P71


根拠のない自信を持つ
P75~
根拠の有る自信を持っている人は一見強いようだが、過去の経験が根拠になっているので、その根拠が失われたときに一気に崩れることがある。
根拠のなし自信は、過去の経験に依らず、自分の未来に対して抱く自信
未来について考えるときに、「できるか、できないか」ではなく「やりたいか、やりたくないか」が大切なこと。
できないことを前提に理由を並べるのではなく、「こう在りたい」という自分に近づける。
「根拠のない自信」は、「素敵な勘違い」さえあれば誰でも手に入れることができる。
「素敵な勘違い」は、未来のことを、自分がワクワクするようなことを実現している自分を思い描くこと。
勘違いとはいっても、未来のことはまだ生じていないので「事実と異なる」こともない。


心がワクワクどきどきするものを探す
P80


毎日「気づきノート」をつける
P85
自分の望むこと「want」を探すには、「気づきノート」を書いてみること。
ポイントは、未来の方に意識を向けてイメージを広げていくこと。だそうな。
「毎日の生活の中で、気づいたこと、思いついたことをその都度メモする。」
初めは1日に1行とか2行でも、そのうち沢山書けるようになるかも。
そして、単に思いついたことだけでなく、
「何に対してどのように感じたか、そして自分をどう変えたいのか」も書いてみる。


メンタルリハーサルを行う。
P87
自分のwantが見えたら、次はイメージを具体化させ、夢や目標にまとめる。
人生を掛けて成し遂げたいこと。
具体的なイメージに結びつけることが大切。
いつどんな場所で、誰と一緒に自分が何をしているのか。そして、心の中でどう思っているのか。
wantの次元が低いと、自我に囚われ、感情の波にのまれやすくなる。
社会にどのように貢献するのかというところまでwantの次元を上げると、使命感に変わり、より大きなエネルギーとなる。


未来の感情記憶で自己イメージを強化する。
元大リーガーの新庄さん、
「次にどんなプレーを見せようか、いつもワクワクドキドキしながら考える。明日の新聞一面を飾る自分を意識しているから。」だって


未来の「感情記憶」を創ること。
上手くいったときの感情を何度も思い浮かべ、イメージの中で記憶として定着させる。
P90


人間ウォッチング成功サンプルを集める
理想とするサンプルを沢山持つほど、自分の夢やイメージが豊かになる。
イマジネーションの限界が人間の能力の限界。
P93


未来イメージができたら、演技だと思ってなりきる
そうすると、他人から見たあなたのイメージは、意外なほど簡単に塗り替わる。
あなた次第で他人から見たイメージは変えられる。

大切なのは演技そのものではなくて、演じることで得られた感情
あなた自らの人生の台本をつくる脚本家であり、その主人公を演じる俳優であり、それを演出する監督でもある。
P95-97


本当のwantを見つける
なかにはhave toが姿を変えた偽りのwantもある。
一番シンプルな見分け方は、自分の気持ちがワクワクドキドキするかしないか。
P110


「自由」とは、様々な選択が許されることであり、他人の承諾や評価に関係なく人生の主導権を持つこと。
P115


自分の過去に囚われない。
P118


自分でつくったフレームを超えていく。
社会の他の誰かがつくったフレームに縛られず、自分を貫く勇気を持つこと。
p123


wantとhave toを混同しない。
p125


成功体験に囚われない。
失うことが怖くて、新しい何かをできなくなってしまうから。
p127


自分に起こる全ての事象を肯定する。
良いところ、駄目なところ全てが自分。
自分の今を信じられなければ、自分の未来を信じてみる。
p137


他人の「心」を想像してみる。
事例として、
テストで34点を取った息子を叱り、がむしゃら勉強させて次は68点を取った。34点も得点が上がったことを誉めることなく、32点の失点を叱責した。
その時、息子が寂しそうな表情をするので気になって相談に訪れたというもの。
「できた分は誉める」というのが人を動かす基本中の基本なのにね。でも、この事例の「親」は、この時点で気がついて良かったですね。だいたいは、気づくことなく重症化するのでしょうから。
この本では、
・勉強することで何を得たいのか、手に入れたいのか明確にさせて
・目的意識を持たせる
・これまでの息子ではなく、これからの息子を信じる。
・親の先入観やスパルタ式(これ事例では、親がスパルタ式の学習塾で成功体験を持っている)をやみくもに当てはめることなく
・子供が自分を信じる力を一緒に作ってあげるように
・勉強の楽しさを味わえるよう、できること、できたことを見つけて誉めることが効果的
だって。
相手の心を想像してみようねという事例。

さてさて、うちの身近な事例では、「誉めてあげても人は動かじ」なのだな。現時は難しい。
P141-144


「未来の記憶」を創る
過去の事実は変えられない。
過去の事実を、心がどう受け止めるかが大切。
捉え方は自分次第で変えられる。
「過去の記憶」を塗り替え、この先の自分が在りたい「未来の記憶」を創り出す
p148


自分の人生を生きる
・欧米では、行動を基準として内面の良心を重視する(罪の文化)
・日本では、世間体や外聞といった他人の視線を重視する(恥の文化)
アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトが「菊と力」で分析した。
p148


自分のwantと他人のwantを重ね合わせていく。
 同じ思いになれば、進みやすいということだね。
p163


このためには、相手を無条件に信じる勇気が何よりも大切。
信頼とは、相手が信用できるかどうかという根拠や条件を探るような受け身ではなく、能動的に作り上げていくもの。
相手を信じたいと思う気持ち、信じるという勇気が不可欠。
 本当に勇気が必要だな。
相手を信じたいから信じる。
p166


日頃会社でいろいろと不満に感じている点を列挙し、どんな風に改善するかイメージする。
p169


未来にやり遂げたい何かが強烈にある人は、根拠なくビジョンが明確に描けており、もうすでにその目標に値する人間。
p189


どんな仕事も、どんな人生も、捉え方によってクリエイティブになる
その結果、周りの人たちに感動を与えることができ、何より自分の人生そのものに感動が生まれる。
p193






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