2017年8月31日木曜日

ソースネクストの画像歪み補正ソフト「ピタリ四角2」を使ってみた

セールの時に買ったソースネクストの画像歪み補正ソフト「ピタリ四角2」を使ってみたので、その感想など。

「ピタリ四角2」とはどんなソフトか

斜めから撮った画像の歪みを補正して長方形にしてくれるソフト
基本的に機能はこれだけ単純なソフトです。

単純なソフトなので使い方は簡単誰にでも使えます。
使い方が簡単なのでそれなりに便利です。
正しいすごい高機能ではないので割り切って使いましょう。

どういう用途で便利か

何と言っても、スマホでメモ代わりに撮った書類の写真を、それを正面から見たように簡単に補正してくれます。
あとはこれをEvernoteなど、お好きなメモ管理ソフトに送り込めば完了です。
手軽で簡単で便利です。

具体的な使用例

書類をテーブルの上などに置いてその正面から写真を撮ろうとしても、スマホの影が写り込んでしまってうまく撮影できないことが多いですね。

影が映り込まないようにすると斜めからの撮影となって、長方形ではなく歪んでしまいます。

このソフトがあれば、 とりあえず斜めからでも良いので写真を撮っておけば、後でパソコンで簡単に補正をしてメモとして記録することができます。

例えばこんな感じ、レストランでのメニューなど、こんなに斜めに撮っても大丈夫。

Androidのスマホで撮影して、 Googleフォトにアップロードしておくようにすれば、あとはパソコンを立ち上げてその写真をパソコンにダウンロードして、このソフトにドラッグする。
すると、書類の四角の部分を自動的に見つけてくれます。

ソースネクスト「ビタリ四角」 オートで書類の枠を認識させたところ

でもこの自動枠取りが案外下手です。(上の例では難しすぎますが、簡単なものでも結構失敗します。)
そのままではなかなか使えません。
四隅の点をマウスドラッグしてマニュアルで合わせましょう。
マウスで合わせるときに、拡大表示などにならないのでぴったりと合わせるのはなかなか難しいですが、それなりでよければ簡単に済ませることはできます。

ソースネクストの「ビタリ四角」 書類の四隅をマウスを使ってしていしたところ。

後は下の「切り抜く」というボタンを押すだけ。
これで長方形に補正されました。

ソースネクストの「ビタリ四角」 切り抜きを行ったところ。

あとは色補正 
色補正は上にある3つのボタン。「退色補正」「文字を読みやすくする」「HDRエフェクト」を選ぶだけ。
気に入らなければ一番左にある左向きの矢印ボタンを押せば、色補正前の状態に戻せるので、気に入るまで何度でもやり直すことができます。と言っても3種類しかないけどね。

ちなみにこれは「退色補正」 をしてみました。 

ソースネクストの「ビタリ四角」 退色補正で見易くなった書類

カメラから離れた上の部分が反っていたようで、完全な正方形にはならず、上の方が少々歪んでますけれど、メモとして読むには十分ですね。

私はこの画像を Evernote に送り込んで、簡単な説明文キーワードだけを履き込んで後で検索しやすい様にしておきます。たったこれだけで簡単なメモデータベースは作れます。

同様な機能を持つアプリはスマートフォン用にもありますが、やはりパソコンで作業する方が早くて効率が良いです。

難点は高価なところ。

簡単にズボラな使い方であれば、特に欠点もなく素晴らしいソフトですが、 通常価格は3,990円と高いのが難点だ。
私はセールの時に1580円とかで買ったのでまあまあかなと思いますが、これだけの単純シンプルな機能なので980円ぐらいでいいんじゃないかと思う。

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2017年8月16日水曜日

南紀勝浦、観光遊覧船「紀の松島めぐり」・・・うーん、がっかり

南紀勝浦、観光遊覧船「紀の松島めぐり」に乗ってみた。
なんか、がっかりというのが正直な感想。

「紀の松島めぐり」とは

勝浦温泉近く観光資源といえば、言わずと知れた那智の滝。それともう一つがこの「紀の松島めぐり」なのではないだろうか。

そして、「紀の松島めぐり」とは
勝浦温泉のある、勝浦港からその近くの海岸の風景を眺める観光遊覧船なのだ。

紀の松島めぐり

遊覧船といっても、景色を見るだけの船。
船底から海底が見えるなんてことはありません。それを期待するのなら、串本海中公園にいきましょうね。

遊覧コース

実際に乗ってGPSで記録した航跡に解説を加えたものが下の地図

勝浦港を出て、ちょいと外海に出て、近くを回ってくるだけです。

勝浦港の近くに有料駐車場あり

勝浦港からすぐ近くに有料駐車場があります。
周りには結構路上駐車もありますが、駐車料金をケチって、たまたま違法駐車の取締などがあれば気分台無しなので、ちゃんとお金を払って駐車しました。
でも、料金体系がよくわかりません。

ゲートがあるわけでもなく、とりあえず駐車すると、駐車場のおじさんが寄ってくる。
「いくら」と聞くと、時間制の料金体系を説明してくれるわけでもなく
「どっから来たん?」「越之湯に泊まってきた」
「どっか行くの?」「これから、松島巡りの船に乗る」
「太地で降りるん?」「降りやん、そのまま帰ってくる」
「じゃ400円やの、太地で降りたら、追加料金やで」「降りやん、降りやん」
品川ナンバーでも、ネイティブな方言でバリバリ・・・・(文字にするために多少意訳しています)
こんな感じで料金を払いました。
結局、駐車料金体系は不明。まあ、とりあえずこれくらいの金額ですね。
当たり前ですが、東京よりは安いです。

紀の松島めぐり、チケット販売は現金のみ

勝浦港の乗り場近くにチケット売り場があります。
紀の松島めぐり 切符売り場

紀の松島めぐり 切符売り場


定価で乗ると、大人1650円、子供830円となんか高いぞ。

ネットで割引券を印刷しておけば、大人300円引き、子供150円割引になります。
でも、なんか高いよね。

勝浦の旅館などで宿泊して、フロントで割引券を貰えば1180円とか、まあ、なんか乗ってもええかなと思える値段になりました。さすがに、1650円なら乗らんよね。

ちなみに、切符の販売は現金のみ。電子マネーはおろかクレジットカードすら対応していない
現在のお金に使い方には対応していないなぁ。
観光地なんだから、観光客のお金の使い方に対応しなきゃと思うけどなぁ。

勝浦港の桟橋 まだ乗るべき「クジラ号」は来ていません。

お盆という最多客期でも、出港直前まで切符は買えました。
というか、そもそも満席にはなってませんからね。

勝浦温泉ではメジャーなホテル浦島行きの船もここから出ます。
ホテル浦島とそこに向かう船 勝浦港の桟橋より


紀の松島めぐりの船はこんな感じ

船は、小さめの「クジラ号」と、大きな「オルカ号」があり、この日運行していたのは、小さな「クジラ号」
紀の松島めぐり くじら号

お盆の多客期でも小さい方だけなの!!!・・・・

ちなみに、写真の奥に見える2階建て客席の船がオルカ号

いよいよ出港

船は満席というわけでもないけど、それなりに人が乗っている。まあ、お盆の最多客期だからね。
でも、直前でもチケットは買えるな。満席じゃないから当然か。1時間前から来て損した気分。

そして、定刻になるとともに、なんのアナウンスもなく出港・・・うそって感じ。
なんの盛り上がりもないじゃん、これって・・・

そして、そのまま、ホテル浦島の桟橋に付けて、客を追加で乗せる。
ここで、やっと案内の録音音声の再生開始。

勝浦港から乗る客がほとんどなんだから、出向前に「これから出港して、浦島でお客さんを乗せてから、案内を始めますね」くらいのアナウンスはあってもいいんじゃないかと思う。
これじゃ、客とスタッフのコミュニケーションまったくなしじゃん。。。。

乗ってみてわかったこと

乗るならば、進行方向左側が圧倒的に有利。
見るべきものは、岩肌の島海岸なんだけれども、これが、左側ばかりに見える。
∪ターンすれば、右側でも見えるかと思ったが、右ターンで回って岸から遠ざかり、遠くに景色が見えるだけ・・・
これだけ、左右の席で不公平感があるのもどーなのかなと思う
Uターン後に岸に近づくとか運行方法を工夫すればいいのにと思う。

太地港に寄港はどーなの?

そして、船は太地港に寄港。
ここで降りた人は、2グループで5人。
殆どの人は乗ったまま勝浦に戻る。
太地で降りてしまえば料金が安く、遊覧船なのにもとの場所まで戻れば高い料金を取られる。
多くの人が、「なぜ降りもしない港に寄るだけで、往復料金を払わなければならないんだ」と気分が悪くなる謎の料金設定。

まあ、太地に寄るのはいいけどさ、降りない人からも往復料金みたいな料金設定するなよと思うわ。
少なくとも、太地で降りて再乗船する人より、降りない人の料金が安くなるようにしないと、気分が悪いですよね。

太地から勝浦は、ほぼ一直線に戻るだけの航路を通る。この時は、右側のほうが景色はましだけれど、ほとんど戻るだけなので見どころはなし。

まとめ

ガイドも、録音された音声再生だけの手抜き感満載だし、座席による不公平感がひどく解消する工夫もないし、料金設定にも不満だし、料金も高いし、乗ってみて「良かったねぇー」なんて思えることが全然ない。がっかり感バッチリです。
これじゃ、リピート客は来ないよねぇ。と思う。

良くするためのに

良いところはなかったけれど、良くするためには以下のようなことをすればいいんじゃないかなと思います。

  • 料金は1000円以下だね。
  • 太地で降りない人の料金を下げること。
  • ガイドをテープ流しっぱなしではなくて、乗務員が状況をみながら「楽しく話す」こと。客の質問や疑問に答えるとかも必要でしょう。旅先での人とのふれあいも楽しい想い出になるのだから、こんな録音ガイドだけではだめだめ。
  • 左右どちら側に座っても不公平にならないような運行ルートの工夫が必要ですよ。
  • 切符の販売は、現金のみではなくてクレジットカード、電子マネーも対応しようよ、ビットコインまでは対応する必要ないけど・・・。中国人客が多いなら、アリペイに対応する必要もあるかな。