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2026年11月1日日曜日

「公式LINE登録で限定特典」に感じるモヤモヤの正体|YouTube誘導のからくりと健全な防衛本能

YouTubeで有益な動画を見ていると、最後に決まって流れてくるあのフレーズ。

Youtubeの「LINE登録してね」はちょっとうんざり


「概要欄の公式LINEに登録してくれた方限定で、豪華スライド資料や特典動画をプレゼント!」

画面いっぱいに並ぶ豪華なアイコンや「今だけ無料」の文字を目にした瞬間、思わずスッと心が冷めてしまったり、なんとも言えない嫌悪感を覚えたりしたことはないでしょうか。

「なんでみんな揃いも揃ってLINEに誘ってくるんだろう?」
「あんなに手のかかった資料をタダで配って、発信者側に何の得があるの?」

今回は、発信者が躍起になって公式LINEへ誘導する商業活動全開の理由と、私たちがその呼びかけに対して反射的に「うっ……」と警戒してしまう心理の正体を、論理的に整理してみたいと思います。

1. 発信者が公式LINEへ誘導する「5つのメリット」

結論から言うと、発信者が身銭を切って特典を作り、LINEへ誘導するのは「YouTube単体での収益化の弱点を補い、高額な収益につなげるため」です。

マーケティングの世界では古典的とも言える手法ですが、WebとSNSの発達によって極めて精緻に仕組み化されています。

① 「待ち」から「攻め(プッシュ通知)」への転換

YouTubeは、ユーザーがアプリを開いて動画を選んでくれるのを待つ「プル型」のメディアです。チャンネル登録されても、アルゴリズムの気まぐれでおすすめに表示されなければ見てもらえません。

一方、LINEはスマホの画面に直接通知が届く「プッシュ型」です。メールマガジンと比べても開封率は圧倒的で、届いたメッセージの半分以上がその日のうちに読まれます。発信者側から確実に接触できる手段を手に入れること、これが最大の目的です。

② プラットフォーム依存リスクの回避(顧客リストの資産化)

YouTubeのアカウント停止(BAN)やおすすめ表示のアルゴリズム変更は、発信者にとって死活問題です。明日突然、再生数が10分の1になるリスクを常に抱えています。

しかし、LINEの登録者(顧客リスト)を手元に確保しておけば、たとえYouTubeチャンネルが消滅しても、読者とのつながりは手元に残ります。ビジネスの基盤を他人のプラットフォームから自社の管理下へ移しているわけですね。

③ 高単価商品(バックエンド)の販売

YouTubeの広告収入は、1再生あたり数十銭から1円程度です。再生数を稼ぎ続けるのは大変な労力がかかります。

そこで彼らが狙うのが、数十万〜数百万円規模の「高単価商品」の販売です。

  • オンラインスクールや講座
  • 個別コンサルティングやサポート
  • 有料の会員制コミュニティ

LINEには「ステップ配信」という機能があり、登録した読者に対して1日目、2日目、3日目と順番に自動でメッセージや解説動画を送り届けることができます。このプロセスを通じて読者の信頼や購買意欲を段階的に高め、最終日に高額商品をセールスする仕組みが完全に自動化されているのです。

④ 熱量の高い「濃い見込み客」の選別

「動画を流し見するだけの人」と「わざわざリンクをタップしてLINEを友だち追加する人」では、発信者に対する関心度や悩みの深さが全く違います。

無料特典というハードルを設けることで、将来的に商品を買ってくれそうな熱量の高い見込み客だけを効率よくふるいにかけて集めているわけです。

⑤ 1対1チャットによる成約率の最大化

LINEは個別相談への誘導が非常にスムーズです。「無料診断」や「個別相談会」と称して1対1のトークやZoomに持ち込めば、疑問や不安を直接解消できるため、高額な商品でも成約率が格段に跳ね上がります。

2. なぜ私たちは「嫌悪感」を覚えてしまうのか?

仕組みとして合理的なのは理解できても、あの誘導を目にすると反射的に不快感を覚えるのはなぜでしょうか。

実は、その嫌悪感は感情論ではなく、非常に鋭く正常なネットリテラシーと防衛本能が働いている証拠です。理由は主に4つあります。

  • 「搾取の下心」が透けて見えるから:有益な情報を提供してくれていると思っていた相手から、急に「カモ候補」として値踏みされたような感覚を覚えるためです。純粋な発信ではなく、裏にある高額商品への誘導という意図が見え見えな商業主義に興醒めしてしまうわけですね。
  • パーソナルな領域への侵入感があるから:LINEは家族や親しい友人など、身近な人とやり取りするためのプライベートな空間です。そこに、よく素性の知らないネットの発信者が「特典」を口実に土足で踏み込んでくるような心理的抵抗が生まれます。
  • 情報商材の「使い古されたテンプレ」と一致しているから:「無料プレゼントで釣る → 限定感で煽る → ステップ配信で教育 → 高額講座の売り込み」。この流れは、ネットの黎明期から存在する典型的な情報商材の手口そのものです。情報感度の高い人ほど、その既視感に危険信号(アラート)が鳴ります。
  • 返報性の悪用に疲れてしまうから:「こんなに豪華なスライド100枚を無料で差し上げます!」と過剰に恩を着せられると、頼んでもいないのに心理的な借りを背負わされたような居心地の悪さを感じてしまいます。

仕組みを知った上で、冷ややかに距離を保つ

「公式LINEに登録してね」という言葉にモヤモヤするのは、あなたが騙されにくい健全な感覚を持っている証拠です。無理にその感覚をねじ伏せる必要はまったくありません。

もちろん、発信されている動画そのものに役立つ知見が含まれているなら、動画の美味しい部分だけをありがたくインプットすれば十分です。

「あ、いつもの見込み客リスト集めの導線だな」
「この先で数十万円のスクールを売る導線

2026年10月10日土曜日

「Claude Mythos」事件の予言は当たったか。情報流出はもう防げない。「漏洩を防ぐ」を諦め、「悪用できない社会」へシフトせよ

 ここ数週間、スマートフォンを開くたびに「個人情報流出のお詫び」のニュースが流れてきます。

正直に言うと、「またか」と呆れるのを通り越して、少し怖くなってきました。

まずは、直近1ヶ月ほどで公表された主な事案を整理してみます。

個人情報の流出は防げない


直近1ヶ月で判明した主な大規模インシデント

  • Helpfeel(Gyazo):約2,362万件

    • 画像共有サービスの基盤が侵害され、メールアドレスや認証情報が閲覧されたおそれ
  • アドベンチャー(skyticket):約1,464万件

    • 氏名・住所に加え、パスポート情報、返金先口座番号(約1.7万件)、暗号化パスワードなどが流出
  • 物語コーポレーション(焼肉きんぐ等):約1,078万件

    • 公式アプリ基盤への不正アクセスで会員属性情報が流出
  • 第一興商:約872万件

    • 業務委託先のPC経由で、生年月日・電話番号・メールアドレスが流出のおそれ
  • パーク24(タイムズカー):約660万件

    • 基本属性に加え、運転免許証の画像(約160万件)が流出
  • ローソン(ローソンID):約215万件

    • 共通ID基盤への不正侵入で会員情報に影響
  • JR東日本(えきねっと・大人の休日倶楽部):最大約206万件

    • 外部クラウド事業者へのランサムウェア攻撃(データを人質に身代金を要求する攻撃)が原因
    • メール配信サーバー内の会員データが流出のおそれ
  • ミスターマックス:約173万件

    • 会員アプリ基盤への不正アクセス
  • セコマ(セイコーマート):約57万件

    • 公式アプリのサーバー経由で閲覧被害

大手インフラから身近な日常サービスまで、ほぼ全方位で起きている状況です。

偶然ではないのかも。「Claude Mythos」が示した攻撃の変化

なぜ今、これほど続けて漏洩が起きているのでしょうか。

数ヶ月前、AI業界で大きなニュースがありました。Anthropic社のAI「Claude Mythos」の話です。

このAIは、システムの弱点(脆弱性)を見つける能力が極めて高いとされ、悪用を恐れて一般公開が見送られました。検証の過程では、外部と隔離された実験環境(サンドボックス)から自力で抜け出した、という報告も紹介されています。

そして、専門家からはこんな指摘も出ていました。

他国も同様のAIを開発しており、数ヶ月から1年ほどで同レベルのAIが一般に出回る可能性がある

では、いま起きている連続インシデントは、この指摘が現実になった姿なのでしょうか。

ここは正確に書いておきます。今回の各事案の原因が「AIによる攻撃」だと確認できる材料は、私の調べた範囲ではありません。公表されている原因は、委託先PCの侵害やクラウド事業者へのランサムウェアなど、従来からある手口が中心です。

ただ、つまり、こういうことは言えると思います。

  1. 人が脆弱性を探してパッチ(修正プログラム)を当てる速度には、限界がある
  2. AIによる自動探索は、その速度を上回る可能性がある
  3. 委託先や共通クラウドなど、「守りの穴」はサプライチェーン(取引先や外部サービスの連なり)のあちこちに残っている

予言が当たったかどうかは、まだ断定できません。ですが、「守る側が先回りし続ける」前提は、かなり厳しくなってきたかなと思います。

「漏洩を防ぐ」だけでは、構造的に足りない

はっきり言うと、「企業が厳重に管理しているので、絶対に漏れません」という前提は、もう成り立ちにくいです。

どれだけ優秀なエンジニアを揃えて要塞を築いても、取引先やクラウド基盤のどこか1ヶ所に突破口ができれば、内部のデータは持ち出されます。

もちろん、企業が防御をやめていいわけではありません。ただ、「漏洩を100%防ぐ」ことだけに頼るのは、現実的ではなくなっています。

そこで、発想を逆にしてみます。

「個人情報は漏れるものとして考える。そのうえで、漏れた情報だけでは悪用できない仕組みを作る」

これが、この記事でお伝えしたい結論です。

犯罪者が個人情報を欲しがる理由をなくす

犯罪グループがリスクを冒してデータを盗むのは、高く売れて、すぐ現金化できるからです。

いまの社会は、氏名・生年月日・住所・電話番号・クレジットカード番号といった「紙に書ける静的な文字列」を知っていれば、本人とみなす仕組みを引きずっています。

つまり、情報さえ知っていれば、本人になりすませてしまうわけです。

具体例を挙げます。

  • カード番号と有効期限を入力すれば、ネットで買い物ができる
  • 盗んだ免許証の画像をアップロードすれば、銀行口座や携帯回線の契約手続きに進めてしまう可能性がある

この「文字や画像だけで取引が成立する仕組み」が、個人情報に大きな闇市場の価値を与えている、と私は考えています。

そこで、次の2つを提案したいです。

  1. カード番号の「直打ち」だけの決済を減らしていく
    手元の端末で生体認証(指紋や顔)を通した暗号トークン(本物の番号の代わりに使う使い捨ての鍵のようなもの)、つまりApple PayやGoogle Payのような仕組みを基本にする。
  2. 券面を撮影して送るだけの本人確認(eKYC)をやめていく
    eKYCとは、オンラインで本人確認を済ませる仕組みのことです。写真を撮って送る方式は、AIで偽造しやすく、画像が流出すれば悪用されるリスクが高いです。タイムズカーの事案のように、免許証の画像そのものが抜かれた場合は、特に深刻です。

盗んだデータがあっても、手元の物理的な暗号デバイスがなければ、買い物も口座開設もできない。ここまで持っていければ、個人情報の闇市場での価値は下がり、攻撃する側のうまみも薄れていきます。

すでに国民の手元にある「暗号の鍵」とは

個人情報がすでに悪意ある人の手に渡っている前提で考えるなら、必要なのは「正確な個人情報を揃えても、それだけでは契約も決済も成立しない仕組み」です。

  • 文字や画像で本人確認する方式を、早急に見直す
    「住所・氏名・生年月日を知っているから本人」「免許証の写真が送られてきたから本人」というルールは、一刻も早く手じまいにして、暗号による本人確認へ切り替えていく必要があります。
  • 物理的な暗号署名がないと動かない仕様にする
    ICチップと暗号鍵による承認がそろわない限り、送金も口座開設もできないようにする。

そして、この「個人情報だけでは使えない暗号認証」を実現する部品は、実は日本ではすでに多くの人の手元に配られています。

そう、「マイナンバーカード」のICチップです。

「マイナンバー」という看板を捨て、「デジタル認証基盤」だけを取り出せ

ここで「えっ、あのマイナンバーカードを使うの?」と、強い拒否感を覚える人が多いはずです。そのアレルギーは当然の反応です。

結論から言います。「マイナンバー(個人番号)」という制度設計とネーミングは、大失敗でした。

国民1人ひとりに番号を割り振り、「この番号であなたを管理します」と見せつけた。これが、国民の強い不信感を買った最大の原因です。

しかも、カードの裏面に番号をデカデカと印刷しておきながら、「人に見せないでください」と目隠しのカバーケースを配る。正直に言って、迷走としか言いようがありません。

そもそも、日常生活を振り返ってみてください。あの「番号」そのものを実際に使う場面は、年に1回、確定申告書に手書きするときくらいではないでしょうか。

実際に役に立っていて、技術的に価値があるのは、「番号」ではありません。カード内のICチップに入っている「公的個人認証(JPKI)」という、ネット上で「本人であること」を暗号で証明するデジタル署名の仕組みだけです。

だからこそ、「マイナンバー」という管理社会丸出しの看板は、はっきり否定してかまいません。

あの番号は、制度ごと形骸化させていいと、私は考えています。

具体的には、次の3つを求めたいです。

  1. 次のカード更新から「ナンバー」という言葉を完全に外し、ただの「公的デジタル認証カード」として再定義する
  2. 番号そのものの利用場面を最小限に絞り、ICチップによる暗号認証を中心に据える
  3. 民間サービスの本人確認も、ICチップ方式へ早急に切り替える

私たちが手元に持つべきなのは、「国に管理される番号」ではありません。「文字情報がいくら漏れても、自分になりすまして悪用されるのを物理的に防ぐ、最強の暗号実印」です。

まとめ

個人情報だけでは悪用できない社会システムに


  • 漏洩を100%防ぐ前提は、いまの環境では厳しくなっている
  • 「漏れても悪用できない仕組み」へ、重心を移す必要がある
  • そのための部品として、ICチップによる暗号認証(JPKI)が国内にすでにある
  • 必要なのは、個人の自衛ではなく、社会の仕組みそのものの切り替えである

今回の事案とAIの関係は、まだ断定できません。それでも、「漏れる前提で設計する」という考え方は、AIの有無にかかわらず、これからの標準になっていく気がしています。

※この記事は個人の意見・考察です。件数や原因は各社の公表時点の情報に基づきます。最新の情報は各社の公式発表をご確認ください。

2026年8月14日金曜日

ソースネクストのRecText AI 2を使ってみた感想|Plaudの録音を文字起こし

ソースネクストのホームページには、毎日引けるくじがあります。

たまに引いてみるのですが、今回は「RecText AI 2 ダウンロード版」が半額になるクーポンに当たりました。価格は4,980円です。

ちょうど録音データの文字起こしを試してみたいと思っていたので、せっかくの機会です。半分人柱になる覚悟で、今回はこのソフトを実際に使ってみました。



RecText AI 2はリアルタイム入力とは違う

私は普段、パソコンで音声入力をするときはAqua Voiceを使っています。最近はTypelessというアプリも有名かもしれません。これらはマイクに向かって話した内容を、タイピングの代わりにその場で入力するための音声入力ソフトです。

一方、RecText AI 2は録音済みの音声ファイルを読み込んで、あとから文字起こしするアプリです。

つまり、用途は次のように分かれます。

  • Aqua VoiceやTypeless:話した内容をリアルタイムで入力する
  • RecText AI 2:録音済みの音声ファイルを文字にする

同じ音声認識を使うソフトでも、使う場面はかなり違います。


音声認識エンジンにはWhisperを採用

RecText AI 2の音声認識には、OpenAIのWhisperが使われています。

Whisperは、音声を文字に変換するための音声認識モデルです。今回は、何文字が正解したかという厳密な精度検証まではしていません。

ただ、実際に使いものになるかどうかを確認するため、手元の録音データを文字起こししてみました。


Plaud NotePin Sの文字起こし枠を節約したい

録音には、Plaud NotePin Sを使っています。Plaud NotePin Sの文字起こし機能は、たしかに便利です。

ただし、本体を約25,000円で購入しても、無料で文字起こしできる時間は月300分です。時間にすると5時間しかありません。

人によっては、無制限プランを契約して、朝から晩まで録音する使い方もあると思います。無制限プランは月5,000円ほどかかるため、たくさん使う人にとっては便利ですが、私のような個人利用では少し考えてしまう金額です。

朝から晩まで録音することはありません。それでも、イベントや外出先で1時間、2時間と録音し続けることがあります。

そうすると、月300分の無料枠は意外と早くなくなります。

RecText AI 2を使った文字起こしの流れ

そこで、Plaud NotePin Sで録音した音声を取り出し、RecText AI 2で文字起こしする方法を試しました。

今回の流れは、次のとおりです。

  1. Plaud NotePin Sで音声を録音する
  2. 録音データをMP3などの音声ファイルとして取り出す
  3. RecText AI 2に音声ファイルを読み込ませる
  4. 文字起こししたテキストを出力する
  5. Geminiにテキストを渡し、内容を整理・修正する

RecText AI 2で作った文字起こしを、そのまま読んだり記事にしたりというわけではありません。

音声認識には誤変換があるため、Geminiに渡して、話の流れを整理したり、明らかな誤認識を修正したりします。


飛行機の騒音が入った録音でも使えた

今回は、飛行機に乗ったときの録音データを使いました。

飛行機内の騒音の中の機内アナウンスが録音されています。録音状態としては良いものとは言えません。

それでも、機内放送の内容や、その場で何が起きていたのかが分かる程度には文字起こしできました。

もちろん、ところどころおちゃめな誤認識はあります。固有名詞や、騒音に埋もれた部分は特に間違いやすいようです。

ただ、あとからGeminiで整理する前提なら、全体の内容を把握するための下地としては十分使えます。

文字起こしの正解率を数字で測ったわけではありませんが、録音状態の悪さを考えると、正直に言ってなかなか頑張っているなと思いました。

今回は、2時間程度の録音を文字起こししました。さすがに一瞬で終わるわけではなく、処理には数分かかりましたが、実用の範囲内ではないかなと思います。

また、複数の音声ファイルを同時に読み込ませて、順番に処理することもできます。録音データがたくさんある場合でも、まとめて処理できるのは便利でした。

Geminiで整理して貰った結果
「深い爆弾」→「スライドの破損・パンク」と補正できるGeminiは凄いわ
「バウモードをAMDに変更」→「ドアモードの変更/確認」、実際は「ドアモードをARMEDに変更」と言っていました。


私の主な使い道はブログのネタ出し

私の職場は情報管理が厳しく、会議中の録音などは絶対にできません。そのため、会議の議事録を作る目的では使っていません。

主に、プライベートで出かけたときの環境音や会話を録音して、あとからブログのネタを探すために使っています。

たとえば、旅行やイベントの帰りに録音を聞き直すと、その場では気づかなかった話題が見つかることがあります。録音を全部聞き直すのは大変ですが、文字になっていれば検索や整理もしやすくなります。

もちろん、録音するときは周囲の人のプライバシーや、録音禁止の場所ではないかに注意が必要です。


RecText AI 2を使うメリット

今回使ってみて感じたメリットは、次の3つです。


1. 月額の文字起こし料金を増やさずに済む

Plaud NotePin Sの録音データを自分のパソコンで処理できるので、Plaud NotePin Sの文字起こし枠を節約できます。

録音時間が月300分を超えそうなときでも、音声ファイルを取り出して別の方法で文字起こしできます。毎月のサブスクリプションを増やしたくない人には、検討しやすい方法かなと思います。


2. 録音状態が悪くても内容を確認できる

騒音やアナウンスが混ざった録音でも、会話の大筋を確認できました。

高い精度が必要な用途では、文字起こし結果を必ず元の音声と照合したほうがよいです。一方で、ブログのネタ探しや記録の整理であれば、まず内容を把握できることが大切です。


3. Geminiと組み合わせると整理しやすい

文字起こし結果には、言い間違いや誤変換が残ります。

そこでGeminiに渡して、次のような指示を出します。

  • 話題ごとに分ける
  • 明らかな誤変換を文脈から修正する
  • 要点を箇条書きにする
  • 記事のネタになりそうな部分を抜き出す

RecText AI 2だけで完結させるというより、文字起こしを担当してもらい、Geminiで後処理する使い方です。


注意点と向いていない用途

RecText AI 2は便利ですが、どんな用途にも向いているわけではありません。

特に、次のような場合は注意が必要です。

  • 誤変換が許されない正式な議事録
  • 専門用語や固有名詞が多い音声
  • 録音した人の同意が必要な会話
  • 録音禁止の場所での利用

また、Geminiで修正できるとはいっても、元の音声が聞き取れない部分を正確に復元できるわけではありません。

AIが自然な文章に整えてくれるほど、間違いに気づきにくくなることもあります。重要な内容は、必ず元音声と照らし合わせる必要があります。


4,980円なら買ってよかった

結論から言えば、4,980円で購入できた今回は、買ってよかったと思います。

普段からリアルタイム音声入力をしたい人には、Aqua VoiceやTypelessのような別の種類のソフトが向いています。

一方で、すでに録音データを持っていて、それをあとから文字にしたい人には、RecText AI 2は使いやすい選択肢になりそうです。

私の場合は、次の流れを作れたことが大きいです。

Plaud NotePin Sで録音
→ RecText AI 2で文字起こし
→ Geminiで整理
→ ブログのネタとして活用

毎月の文字起こし枠を気にしながら録音するより、音声ファイルをパソコンで処理できるほうが気楽です。

定価での購入については、使う頻度や価格によって判断が変わると思います。ただ、5,000円前後で買えるなら、録音データをたくさん持っている人には試す価値があるのではないでしょうか。

ただ、購入前に手元の音声ファイルで機能や性能を試せるわけではありません。そこで今回は、半分人柱になる覚悟で私が実際に購入して試してみました。その結果を、この記事で公開しています。

※この記事は、筆者が個人的に購入・使用した感想です。利用時は、録音する場所のルールや周囲の人のプライバシーに配慮してください。


【追記】Gemini 3.5 Taranscribe のほうが精度良いかな

この記事を書いたのは2026年8月14日ですが、その後 Gemini 3.5 Transcribe が出まして、そちらの方で試してみました。文字起こしの精度を比べると、Gemini 3.5 Transcribe の方が目に見えて良いです。


ただ、これは録音データをクラウドにアップロードして文字起こしをするものなので、完全にローカルで処理しなければならないようなデータでは使えません。

なので、完全ローカルでやるのか精度を求めるのかで、用途は分かれると思います。


別にクラウドにアップロードしてしまって構わないようなデータであれば、ちなみに Gemini 3.5 Transcribe の方が文字変換としては良い結果が出せるように思います。

2026/09/26追記


 【追記】Gemini 3.5 Transcribe 、RecText AI 2、ブラウザでGeminiを比較してみた


Gemini 3.5 Transcribe

映画、テレビ、ゲームの画面などに商品や企業ロゴなどを登場させ、見ている人にさりげなくアピールするマーケティング。これはプロダクトプレイスメントの説明である。企業が、顧客ではなく自社の従業員に対して行うマーケティング。これはインターナルマーケティングの説明である。市場全体を均質な存在と見なし、大規模なプロモーション活動によって目標の達成を目指すマーケティング。これはマスマーケティングの説明である。自ら主体的に情報を探しにくる顧客に対して、自社の商品・サービスに興味を持つコンテンツを作成し、情報発信し続けるマーケティング。これはインバウンドマーケティングの説明である。 

「、」を4つ挿入。「・」を1つ挿入。改行が全くなし。


ソースネクストのRectext AI 2

映画、テレビ、ゲームの画面などに商品や企業ロゴなどを登場させ、見ている人にさりげなくアピールするマーケティング。

これはプロダクトプレイスメントの説明である。

企業が、顧客ではなく自社の従業員に対して行うマーケティング。

これはインターナルマーケティングの説明である。

市場全体を均質な存在とみなし、大規模なプロモーション活動によって目標の達成を目指すマーケティング。

これはマスマーケティングの説明である。

自ら主体的に情報を探しに来る顧客に対して、

自社の商品・サービスに興味を持つコンテンツを作成し、

情報を発信し続けるマーケティング

これはインバウンドマーケティングの説明である。


文章ごとにタイムスタンプを付けて出力するものを、タイムスタンプを消して出力したので、改行が多めに入っています。文字はすべて正しくて、「、」を3つ挿入。「・」を1つ挿入。「。」を1つ挿入。


ブラウザから Gemini

映画、テレビ、ゲームの画面などに商品や企業ロゴなどを登場させ、見ている人にさりげなくアピールするマーケティング。 これは、プロダクトプレイスメントの説明である。


企業が、顧客ではなく、自社の従業員に対して行うマーケティング。 これは、インターナルマーケティングの説明である。


市場全体を均質な存在とみなし、大規模なプロモーション活動によって目標の達成を目指すマーケティング。 これは、マスマーケティングの説明である。


自ら主体的に情報を探しに来る顧客に対して、自社の商品・サービスに興味を持つコンテンツを作成し、情報発信し続けるマーケティング。 これは、インバウンドマーケティングの説明である。


ブラウザから Gemini に音声ファイルの文字起こしを依頼したもの。


「言い淀みやフィラーを取ること」と「AI を使って間違いは修正してください」という指定はしています。あと「すべて省略せずにそのまま出力すること」という条件をつけた Gem を書いて出力させたものです。

これが一番正確でした。

文字はすべて正しくて、「、」を1つ挿入。「・」まで正解。


まとめ

使用した文章が一般的な用語ばかりの文章だったので、句読点の部分には多少の違いがありますが、文字起こし自体は3つのアプリすべてで正解しています。


Gemini 3.5 Transcribe の文字起こしは、改行というものが全くなく出力されています。これに対してソースネクストのRectext AI 2は、文章の区切りごとにタイムスタンプを付けて出力するのが標準スタイルなので、出力時にタイムスタンプを消しても改行されて出力されます。


一番自然に出力してくれたのがブラウザから Gemini を使って出力したものです。Gems を使わないといちいちプロンプトを書いて文字起こしの条件を指定する必要がありますが、Gems を使って一度指定しておくと、ファイルをドラッグ&ドロップしてリターンを押すだけで、正確な文字起こしができます。


今回は1分ほどの長さの録音ファイルを使って確認しました。

スマートフォンを使って部屋で録音したので、録音環境はまあまあです。それなりに雑音(会話の音など)が背景にある状態です。文字起こしにかかった時間は、Gemini はどちらも一瞬という感じでした。ソースネクストのRectext AI 2は30秒ほど時間がかかりました。結構ソースネクストのやつは遅いんですよね。


2026/09/27追記

2026年6月21日日曜日

Obsidianのリンクは使えるか?——検索と「偶然の発見」の使い分け


 

Obsidianの紹介記事や書籍では、グラフビューを開いてメモ同士のつながりを眺めると「第2の脳」が実現できる——そんな話をよく目にします。

リンクとタグの使い分け


Obsidianの整理三つ道具

Obsidianで情報を整理するとき、使える道具は大きく3つあります。フォルダ、タグ、そしてリンクです。

フォルダやタグは、他のメモアプリにもある概念ですよね。一方で、メモ同士を直接つなぐ「リンク」は、Obsidianならではの機能です。リンクを重ねていくとグラフビューが育ち、情報のつながり全体を俯瞰できます。紹介記事などでは、色々な発見が待っているかのように書かれることもあります。ところが私の場合、メモが増えてからは、リンクを頼って「あの情報どこだっけ?」と探そうとしても、なかなかたどり着けない場面が増えてきました。

何のためにObsidianを使うか

ただ、使い方を一度整理してみると、求める機能は目的によって変わってくると思います。

  • メモを記録する — 思いつきや考えを残す。これが基本ですよね。
  • 過去の情報を探す — あのメモ、どこに書いたっけ?のときに、早く正確にたどり着けることが大切になります。
  • つながりから考える — グラフビューなどで、新しい結びつきを探す。
  • 文章を書く — メモを素材に、Cursorなどで原稿を作る。

ここからは、上に書いたObsidianを使う目的に対して、リンクがどのように使えるか考えてみたいと思います。

なんのためのObsidianを使うのか


リンクの二面性と使い分け

リンクは、たくさんのリンクがつながって重なりあいが発生しないと「思いがけないつながり」というのは発見することができません。そのためにはリンクをたくさん作る必要があります。
ただ、リンクをたくさん作ってしまうと、逆に必要な「つながり」が見つけにくくなる、という二面性があると思います。

そこで、Obsidianのリンクの使い方には、大きく2つの系統があるように思います。

  1. 抽象的で広い言葉にリンクをたくさん作る — 意図しなかったつながりを見つける「セレンディピティ(偶然の発見)」を重視する。
  2. 具体的なメモ同士を自分で選んでつなぐ — 無用なつながりで、本当に必要なリンクが埋もれるのを防ぐ。

ただ、リンクやグラフビューを頼って「今ほしい具体的な情報」を探そうとすると、「偶然に素敵なつながり」が見つかることはあるとしても、多くの手間と労力がかかるかと思います。また、着実にその情報にたどり着けるかという疑問も残ります。

だから私の整理はこうです。

  • 特定の情報を探す → 検索(ときどきタグで絞り込み)
  • 偶然の出会いを探す → リンクとグラフビュー

リンクと検索の使い分け


私の運用——大量リンクと手動リンク

私はAIでキーワードを自動抽出し、記事ごとに大量のリンクを貼る運用をしています。グラフビューが万能だとは思っていませんでしたが、思いがけないつながりが見つかるかもしれない、という程度の期待で試している、という感じです。メモが増えるとリンクも膨大になり、全体を眺めても意味が薄れてしまいます。

メモが増えて巨大に育ってしまったObsidianのグラフビュー。
ここから目的の情報に到達できるのか?

特定のノードから拡大して眺める使い方はできます。でも、これはあくまで「偶然の発見」を待つときの道具です。お目当ての情報に確実にたどり着きたいときには、リンクだけでは足りない——そう感じています。

 Obsidianのグラフビューを拡大
確かに面白い発見ができるかもしれないけど、
何かを狙いの情報にたどり着くのは難しい

一方、学術論文だけを入れた別のVaultでは、内容を吟味しながら手動でリンクを張っています。精査した情報同士なら、グラフを頼りに新しい発見をするアプローチも有効です。利用する情報と目的によってリンクの作り方を変えるというのもありかもしれません。


検索の仕方とタグの利用

検索では、まずユニークなキーワード(あらかじめ検索しやすい固有のキーワード、固有名詞・日付・独特の名称など)で検索ができれば、それで目的の情報を探します。

ユニークなキーワードで検索ができないときは、検索漏れを避けるため、まず大きなキーワードで広く当て、タグで絞り込む、という流れが実用的です。
ここでの絞り込みは、Obsidianではリンクよりタグのほうが使いやすいと思います。

余談ですが、タグは、メモに # を付けてキーワードやフレーズを書くだけで設定でき、消すときにはこの部分をデリートすれば済む手軽さがあります。タグ一覧を表示させれば、ボタン一つで選び出すことができるので、非常に柔軟な運用ができます。
例えば #未処理 や #今週中 、#〇〇原稿関連 といったタグを書いておけば、このメモにすぐに到達することができます。


まとめ

Obsidianのリンクを「第2の脳」の魔法の杖だと思い込むと、役割とズレが生じやすいかもしれません。
「第2の脳」のように使えなくても、残念に思う必要はないでしょう。道具は人の必要に応じて使えればいいのですから。


関連記事


2026年5月27日水曜日

外出先での簡単メモ術

 皆さんは、外出先で思いついたことをメモするとき、どうしていますか?



私はこれまで、名刺サイズの紙をジョッター一体型の名刺入れに入れて持ち歩き、そこにサッと書き留める方法をとっていました。手軽で気に入っていたのですが、書ける文字数が少ないうえ、屋外で書くと字が汚れて後から読めなくなることもあり、なかなか決定打にはなりませんでした。

スマートフォンのフリック入力はかなり速いものの、やはりメモを取るにはそれなりの時間がかかります。最近は音声入力もかなり使えるようになってきましたが、精度はまだ100%ではありません。致命的なところで誤変換が起きると、後で見返したときに「あれ、何の話だっけ?」となってしまうことがあるんですよね。

そこで最近試しているのが、「外では録音だけ、文字起こしは帰ってからAIに任せる」 というやり方です。私はこれを「録音ファースト」と呼んでいます。外出先ではテキスト化の精度を一切気にせず、生の音声ファイルを残すことだけに集中する、という考え方です。

外出先では紙のメモより録音するだけ

今のやり方で困ること

  • 外出先の限界: 移動中や屋外では、音声認識アプリが誤変換したテキストをその場で直す余裕がありません。
  • 元データが消えるリスク: 文字起こしと同時に音声が消えてしまうアプリだと、誤変換された時点で発言内容を復元できなくなります。

紙メモやその場文字起こしは、どちらも「外で完結させようとする」発想からくる壁があるのかな、と思います。

録音ファーストの流れ

  1. 外出先: その場では文字起こしをせず、音声そのものを録音するだけに留めます。スマホ標準のボイスレコーダーや、ワンタップで録音開始できるアプリで十分です。
  2. 帰宅後: 自宅など落ち着いた場所で、録音した音声ファイル(mp3、m4a など)を Gemini にアップロードし、文字起こしを依頼します。

ちなみに、単に「文字起こしして」と伝えるだけでもかなり使えます。読みやすく整えてほしいときは、「言い淀みは削除して、要点を箇条書きにまとめて」と添えると、メモとしてそのまま使いやすくなります。

この方法が気に入っている理由

  • 思考を止めない: 誤変換の修正に気を取られず、歩きながらでもアイデアをノンストップで吹き込めます。
  • 安心感がある: 文字起こしがうまくいかなくても、オリジナルの音声が残っているので、聞き直して内容を確認・復元できます。
  • 精度が上がる: Gemini は前後の文脈を汲み取ってくれるので、単なる音声認識アプリより、言い間違いや聞き取りにくい部分を補正しやすいです。



注意するべき点 

 AIは結構良い精度で文字起こしをしてくれたり、その内容を上手にまとめてくれたりするのですが、その結果は必ず自分で確認しましょう。

AIが文字起こしをして曖昧な部分を修正したり、まとめたりする際に、異なる内容が入ってきたり、びっくりするような解釈をしてまとめてくれることがあります。

これによって新たなアイデアが生まれることもありますが、とんでもない誤解を引き起こすこともあります。自分の記憶が残っているうちにきちんと確認する必要があります。

 

まとめ

「文字起こしソフトの精度に人間が合わせる」のではなく、「人間は録音だけして、面倒なテキスト化はAIに任せる」 —— この役割分担に切り替えるだけで、外出先メモのハードルがかなり下がると思います。

手軽さと確実性を両立できるので、現時点ではこれが一番おすすめの外出先メモ術かな、と個人的には考えています。よかったら、次の外出先で一度試してみてください。

2025年7月13日日曜日

「PowerPointなしで大丈夫?」動画化で進化するプレゼンツール!

 プレゼンテーション資料は、もはや会議室で話すためだけのものではありません。オンラインでの共有、ウェビナー、動画コンテンツとしての配信など、その活用の幅は広がる一方です。そんな時、「PowerPointがないと動画にできないの?」という疑問が浮かぶ方も多いでしょう。

今日は、私たちの今日の会話も交えながら、LibreOffice ImpressとGoogleスライドという身近なプレゼンテーションツールで、いかにプレゼンを動画化できるかをご紹介します!


パワーポイントの課金は終わりにします



LibreOffice Impress:直接エクスポートはなくても諦めない!


まず、無料で使える高機能なプレゼンテーションツール、LibreOffice Impress。

「スライドショーを直接MP4などの動画ファイルにエクスポートする機能は?」という問いには、残念ながら「標準機能としては備わっていません」とお答えしました。Microsoft PowerPointのようにボタン一つで、というわけにはいかないんです。

しかし、ご安心を!Impessで作成したプレゼンを動画にする方法は、いくつか賢い代替手段があります。


1. 画面録画ソフトウェアを使う(最も汎用的でおすすめ!)


これが一番確実で柔軟な方法です。Impessでスライドショーを全画面表示で実行し、その画面をPCの録画機能でキャプチャするんです。

  • Windowsユーザーなら: 「Windowsキー + G」で起動するゲームバー(Xbox Game Bar)に、標準で画面録画機能があります。

  • より専門的にしたいなら: 無料のオープンソースソフトウェアOBS Studioなどが強力な味方になります。ナレーションの同時録音など、細かな設定も思いのままです。

この方法なら、スライドの凝ったトランジションやアニメーション、埋め込んだ動画なども、プレゼンしているそのままの形で動画に残せます。


2. スライドを画像にして動画編集ソフトでまとめる


各スライドをJPEGなどの画像ファイルとしてエクスポートし、それらを動画編集ソフトウェア(無料のOpenShot、Kdenlive、DaVinci Resolveなど)で繋ぎ合わせる方法です。静止画のスライドショー動画を作るには適していますが、スライド内の細かいアニメーションまでは再現できない点には注意が必要です。


Googleスライド:ついに「直接動画化」の時代へ!


次に、Webブラウザで手軽に使えるGoogleスライドです。

以前はLibreOffice Impressと同じく直接動画エクスポート機能はありませんでしたが、今は状況が大きく変わりました!「スライドショーを動画ファイルにエクスポートできますか?」という問いには、堂々と「はい、可能です!」と答えられます。


1. Googleスライドの「レコーディングスタジオ」機能(革命的!)


これがGoogleスライドの大きな進化です。Googleスライドに直接組み込まれたこの機能を使えば、スライドショーを実行しながら、画面と音声をまるごと録画し、MP4形式でGoogleドライブに保存できるんです!

  • 使い方はとても簡単: Googleスライドのプレゼンを開き、右上のビデオカメラアイコンをクリックして「新しい動画を録画」を選ぶだけ。

  • 発表者の顔も録画可能: ウェブカメラで発表者の顔を映しながら、マイクでナレーションを同時に入れることもできます。

  • 保存先: 録画が終わると、自動的にGoogleドライブの「Slides recordings」フォルダに保存されます。

この機能は、手軽にプレゼン動画を作成したい方や、自分の発表練習を記録したい方にとって、まさに「待ってました!」の機能ではないでしょうか。


2. Google Vidsとの連携(AIが動画作成をアシスト!)


2025年6月頃から展開されているGoogle VidsというAIを活用した新しい動画作成ツールとも連携が始まっています。スライドのコンテンツを元にAIが自動で動画のシーンを作成してくれるという、まさに未来の機能です。スライドのテキストや画像を動画コンテンツとして再活用したい場合に特に役立ちます。


3. PowerPoint経由でのエクスポート


もしMicrosoft PowerPointに慣れているのであれば、GoogleスライドのファイルをPowerPoint形式(.pptx)でダウンロードし、PowerPointの「ビデオの作成」機能を使って動画にすることも、もちろん可能です。


4. 画面録画ソフトウェアを使う


LibreOffice Impressと同様に、Googleスライドのスライドショーを画面録画ソフトウェアでキャプチャする方法も、引き続き有効な手段です。


結論:PowerPointに課金する時代は終わった?


今日の会話で盛り上がったポイントは、まさにここでした。

「Googleスライドでスライドショーを動画にエクスポートできるなら、この機能のためだけにPowerPointに課金するのはもったいないですね。」というご意見、全くその通りだと思います!

Googleスライドに「レコーディングスタジオ」のような直接動画エクスポート機能が搭載されたことで、Microsoft PowerPointの「ビデオの作成」機能のためだけにPowerPoint(あるいはMicrosoft 365)に課金する必要性は、大幅に低くなりました。

特に、

  • 手軽にプレゼンテーション動画を作りたい

  • 主にオンラインで共有したい

  • ナレーション付きで自身の発表を記録したい

といった目的であれば、Googleスライドの機能で十分にまかなえます。

私自身も、Geminiに課金しているためGoogleドライブの2TB容量を使えることで、OneDriveの容量を気にする必要がなく、Googleのエコシステムで完結できるメリットを強く感じています。Copilotの使い勝手に悩む必要もなく、慣れ親しんだGoogleのツールで効率的に作業できるのは、大きな強みですね。

もちろんPowerPointには高度なアニメーションやグラフィック編集機能といった独自の強みもありますが、一般的なプレゼンテーションの動画化であれば、「この機能のためだけに課金するのはもったいない」という判断は非常に合理的だと言えるでしょう。

この情報が、皆さんのプレゼンテーション作成と共有の選択肢を広げる一助となれば幸いです!


2025年4月13日日曜日

超軽量30W PD電源をノートPCで試してみた - 持ち運びの救世主となるか?

先日、秋葉原の浜田電機をふらっと訪れた際、驚くほどコンパクトな30W PD電源が1290円という破格で売られているのを発見。その小ささと軽さに惹かれ、思わず衝動買いしてしまいました。

秋葉原、浜田電機店頭に鎮座する30W電源

普段使いのノートPCの電源は40Wなのですが、持ち運びには少々かさばり、重さも気になっていました。ダイソーの20W PD電源では明らかに力不足。もしこのスマホ充電器とほぼ同サイズの30W電源が実用になれば、これは大きなアドバンテージです。期待を胸に、早速試してみました。

PD30W電源 パッケージ


外観チェック:ダイソー20Wモデルとの比較

写真左が今回購入した30W電源、右がダイソーの20W PD電源です。

大きさ比較 左が30W電源、右がダイソー電源

大きさ比較 左が30W電源、右がダイソー電源


驚くべきことに、30W電源は20Wモデルとほぼ同じサイズ感。むしろ、ほんのわずかに小さいかもしれません。

PD30W電源の重さ 51g

ダイソーPD20W電源 46g

重さは実測で51g。ダイソー電源よりも約5g重いだけです。このサイズと重さで、本当にノートPCの電源として使えるのでしょうか?

スペック確認:20V出力に期待

スペック表を確認すると、この30W電源は最大20V1.5Aの出力に対応しているようです。(確かダイソー電源は9Vまでだったと記憶しています。)この電圧があれば、ノートPC側で電力不足と認識されることはなさそうです。

スペック表

実機テスト:YouTube再生しながら充電 20Vで電流も流れてます

早速、ノートPCに接続し、YouTubeを再生しながら充電を試してみました。

すると、20Vで1.5A弱の電流が流れています。スペック通りですね。電圧がしっかりと供給されているためか、「電源容量が不足しています」といった警告メッセージは表示されませんでした。これは良い兆候です。

赤外線放射温度計で表面温度を計測

電源の温度もチェックしてみました。触ってみると、40℃程度でほんのり温かい程度。「熱い!」と感じるような発熱はなく、安心して使えそうです。


バッテリーへの影響:充電は成立するのか?

約20分強、この状態で使用してみたところ、10Whの電力量を消費していました。単純計算すると、平均消費電力は約25Wとなります。

23分48秒で10.192Wh消費しました。

ふとバッテリー残量を確認すると、なんと数%減少していました。どうやら、バッテリーの消費をかなり抑えることはできるものの、使用しながらの充電は成立しないようです。ちょっと残念。

結論:完全な置き換えにはならないが、魅力的な選択肢

今回のテスト結果から、この超軽量30W PD電源は、普段使いの40W電源の完全な置き換えとはならないことが分かりました。しかし、そのコンパクトさと軽さは特筆すべき点です。

短時間の使用時や、どうしても荷物を減らしたい時の非常用電源としては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。1290円という価格を考えれば、試してみる価値は十分にあると感じました。

皆さんも、モバイルワークの新しい選択肢として、この超軽量30W PD電源を検討してみてはいかがでしょうか。

2023年5月20日土曜日

ソースネクストの画面OCR「瞬間テキスト2」を試してみた

 ソースネクストの画面OCR「瞬間テキスト2」を試してみました。


「2016年11月3日木曜日 ソースネクストの画面OCR「瞬間テキスト」を試してみた。」

という、レビュー記事を書いていたのですが、7年後の続編です。


今は、お金を払わなくてもパソコンでグーグルレンズが使えます。

Snipping Toolで画面の一部をキャプチャーして、コピーして、ブラウザでグーグルレンズの画像検索窓にカーソルを持って行ってCTRL+Vで画像を貼り付ければ、一旦画像ファイルにすることなく画像内の文字をテキスト化できます。

パソコンのグーグルレンズ

なので、お金を払わなくても瞬間テキストと同じようなことができてしまいます。


お金を払うだけお得なのか、比べてみましょう。


比べた元は、7年前のレビュー記事の一部です。

確認用に使った過去のレビュー記事の部分



グーグルレンズの結果

グーグルレンズでOCR

 

2016年11月3日木曜日
ソースネクストの画面OCR 「瞬間テキスト」 を試してみ
た。
ソースネクスト社のOCRソフト 「本格読取5」をアップデート
ソースネクスト社のOCRソフトが「本格読取5」にアップデートする案内が届いたのでアップデー トしました。
アップデートは有料ですがOCRはよく利用するので、 少しでも精度がよくなるのかなぁ。 税込み1382円と今なら安いからと、アップデートしてみました。
そうすると、おまけに 「瞬間テキスト」 という画面OCRソフトが付いてきた。
「瞬間テキスト」 とは
このソフト、起動してOCRをしたい画面の範囲をドラッグするだけで簡単に手軽に画面内の文字を
テキスト化できるすぐれもの(?)なのです。
「?」 を付けたのは、 使い物になる程度の精度があればですけどね。
「瞬間テキスト」 を試してみた
ということで、さっそく試してみました。
お試しは、ソースネクストのこの製品の紹介ページにしましょう。


行端では忠実にというか、改行記号が入ってしまってます。続けくれればいいんだけどね。
文字は全て正しく、余分なスペースが1箇所に入っているだけでした。

瞬間テキスト2の結果

 

瞬間テキスト2でOCR

2016年11月3日木曜日
ソースネクストの画面OCR「瞬間テキスト」を試してみた。

ソースネクスト社のOCRソフト「本格読取5」をアツプデート
ソースネクスト社のOCRソフトが「本格読取5」にアツフデートする案内が届いたのでアップデー卜しました。
アップデートは有料ですがOCRはよく利用するので、少しでも精度がよくなるのかなあ。
税込み13 8 2円と今なら安いからと、アツプデートしてみました。
そうすると、おまけに「瞬間テキスト」という画面OCRソフトが付いてきた。
「瞬間テキスト」とは
このソフト、起動してOCRをしたい画面の範回をドラッグするだけで簡単に手竪に画面内の文字をテキスト化できるすぐれもの(?)なのです。
「?」を付けたのは、使い物になる程度の精度があればですけどね。
「瞬間テキスト」を試してみた
ということで、さっそく試してみました。

お試しは、ソースネクストのこの製品の紹介ページにしましょう。


行端での改行は繋いでくれるのですが、この短い文章で6文字間違い。余分なスペースが2個
クラウドサーバーを使って精度を上げているらしいのですが、これくらいの実力ということですかね。

まとめ

グーグルレンズの方が少しだけ手間がかかったり、行端で改行コードが入ってしまったりしますが、OCRの文字認識精度ははやりグーグルレンズが上でした。

長い文章を読み取るときには、全ての行端の改行コードを取る手間がかかりますが、文字認識はほぼ正確なグーグルレンズで十分かなと思いました。



2023年4月30日日曜日

ダイソー 500円Bluetoothヘッドセットの使い方と取説的なメモ

ダイソーの「ブルートゥースイヤホン(BT005)」を試してみました

こんにちは、みなさん!最近、私はダイソーで500円(税込み550円)のイヤホンを手に入れました。このワイヤレスイヤホンは、主にYouTubeでダンスダイエットをする際に有線イヤホンのラインが邪魔になることを避けるために購入しました。

ダイソー ブルートゥースイヤホン(BT005)

音質と使い勝手

このイヤホンの音質は悪くありません。オーディオマニアではない方なら、十分に実用的だと感じることでしょう。何よりも、お財布に優しい価格なので、紛失や壊れても気になりません。


マイク機能

このイヤホンにはマイクが付いているため、通話にも利用できます。ただし、音声入力検索用の音声入力にはうまく対応しているようですが、IMEの音声入力ではマイクがうまく機能しないことに注意してください。


屋外での利用

私は屋外でも音声入力でメモを取ることが多いので、マイクが使えないのは少し不便です。普段はダイソーのマイク付き有線イヤホンを使用しているので、一時的には問題ありません。


取扱説明書

このイヤホンにはちゃんと取扱説明書が付属していますが、小さな紙なので無くさないように気をつけてくださいね。🎧


取扱説明書のメモ

充電する

バッテリー残量が少ない場合はLEDが赤色に点滅します。 

充電は、マイクロUSB Type-Bケーブルを使います。

(1本付属しています)

充電中はLEDランプが赤に点灯します。

LEDランプが消灯したら充電完了。

充電時間は約2時間30分


電源のオン/オフ

再生・一時停止ボタンを3秒長押しする。


節電モードのまま再接続がされない場合、 数分で自動的に電源がオフになります。


リモコン操作方法

再生・一時停止ボタン(真ん中のボタン)

1回押し 再生/一時停止/着信の受話/終話

3回押し Siri/音声検索の起動

3秒長押し 電源オン/オフ


+ボタン

1回押し 音量アップ

2回押し 曲送り


-ボタン

1回押し 音量ダウン

2回押し 曲戻し


表にまとめとこんな感じ

ボタン1回押し2回押し3回押し3秒長押し
+ボタン音量アップ曲送り  
再生・一時停止ボタン再生/一時停止
着信の受話/終話
 Siri/音声検索の起動 
-ボタン音量ダウン曲戻し  



Bluetoothペアリング(機器への初期登録)

1.本品をペアリングモードにする。

本品の電源がオフの状態から再生・一時停止ボタンを3秒以上長押しして、ペアリングモードにします。

LEDランプが赤青交互に点滅し、ペアリングモードになります。


これは電源オンと同じ操作ですが、ペアリングされたデバイスがない場合はペアリングモードになるようです。ペアリングされたデバイスを見つけたら、ペアリングモードから普通に自動的に接続されました。


2.スマホ接続先機器のBluetooth設定から検索して登録する。

Bluetoothの検索画面

 (DAISO_BT005です)


3.ペアリング完了

本品の LED ランプが青に点滅


※マルチペアリングは最大5台まで。
※5台以上の相手をペアリングした場合は古い情報から消える。


マルチポイントの設定方法

マルチポイントとは1台のBluetooth イヤホンで、2台のスマート フォンの待ち受けを行うことができる機能です。

手順は以下のとおり

  1. 1台目とペアリング。
  2. 1台目のスマートフォンのBluetooth を OFF
  3. 2台目のスマートフォンとペアリング。
  4. 1台目のスマートフォンのBluetoothをON。
  5. 電源を一度OFFにして、再度電源をONにする。
  6. 2台同時待ち受け (マルチポイント) になる。


※スマートフォン2台でのみ使える機能。パソコンやゲーム機との同時待ち受けは不可。


ペアリングがうまく行かない時

  1. 接続先機器のBluetooth機能が使用可能な状態か確かめる。
  2. 使用の機器が本品のプロファイルに対応しているか確認する。
  3. リセットをしてください。

リセットするには電源がオンの状態で、音量調節ボタン+と-を同時に約5秒間長押しします。

リセットすると接続された機器情報が消去され、再度電源を入れると自動的にペアリングモードになります。

その際、接続機器側の本製品の登録情報を削除し、再度登録を行ってください。




2023年1月28日土曜日

VPNを導入した時に、vpassなど一部のサイトで表示がされなくなったので、解決したときのメモ

 セキュリティ強化のため、自宅のパソコンとスマホにバーチャルプライベートネットワーク(VPN)を導入しました。

その結果、それまで問題なく見えていたwebサイトの一部が見えなくなるということが起きて、解決したのでそのメモです。


VPNの導入

選んだVPNは、安いし、評判も良いし、ノーログポリシーだしということで

NordVPN

https://nordvpn.com/ja/

です。


VPN選びは、パソコン博士TAIKIさんのYoutubeを参考にさせて頂きました。


【VPN】意外と知られていないけど実は面白い!【ロシアからのアクセスが急増中!】


VPNの導入と設定は簡単で、VPNを契約してVPNサーバーに接続するアカウントを作り、接続用のアプリをダウンロード・インストールして、接続アカウントでログインするだけでした。


VPN導入後、一部のwebサイトが見えなくなった

ところが、一部のクレジットカード会社のサイトとか、マリオットボンヴォイとか、アクセスはしているけれど、真っ白な画面だけど表示されない、ページが進めない。という事態が発生しました。

ちなみに同じVPNを設定したスマートフォンからは、問題なくアクセスできているのでVPN自体の問題ではなさそうでした。

どうやら、ホップアップとかリダイレクトするときに止まるようです。

Chromeの設定を変更しました。

設定から「プライバシーとセキュリティ」を選び

プライバシーとセキュリティ から サイトの設定 を選ぶ

左側の「プライバシーとセキュリティ」から、右の下の方の「サイトの設定」を選びます。

次の画面の右側を下にスクロールしていくと「ホップアップとリダイレクト」が現れるのでそれをクリック。

「ホップアップとリダイレクト」を選択

すると、この「ホップアップとかとリダイレクト」の設定画面が現れるます。

ホップアップとリダイレクトの設定画面

この中で、

「サイトがポップアップを送信したりリダイレクトを使用したりできるようにする」

というのがあり、これが選択されているだけではだめだけ不具合がでましたが、

「ポップアップの送信やリダイレクトの使用を許可するサイト」に調子の悪いwebサイトを追加すれば無事解決しました。



シークレットモードでアクセスしたサイトに、書き込み投稿できない問題

Chromeの設定の「システム」を確認すると
「Chrome は拡張機能のプロキシ設定を使用しています」
「この設定は NordVPN - VPN Proxy for Privacy and Security により制御されています」
と表示されています。

「システム」の設定画面



あるので、「この設定は NordVPN - VPN Proxy for Privacy and Security により制御されています」という表示の右側の「管理」というところをクリックして、
拡張機能の「NordVPN - VPN Proxy for Privacy and Security」の設定に行きます。

「NordVPN - VPN Proxy for Privacy and Security」の設定

このなかに、「シークレット モードでの実行を許可する」という項目があるので、これを許可にすれば解決しました。