2009年7月26日日曜日

親子3人で富士山吉田ルートアタック(敗退)(4まとめ)

まとめ

・新宿駅から富士山スバル5合目までのバスは、中央高速が渋滞しても所要時間2時間半
・5合目では、到着から登山開始まで1時間半の時間があり、昼食、身支度ができる。コインロッカーもあり荷物も預けられる。
・5合目は暑くても7合目くらいから涼しくなる。天候によっては寒いので、夕方までに到着の予定でも防寒具は出しやすいところに入れておくと良い。
富士山(吉田ルート)では登山者渋滞が激しい。4時間半のルートが7時間掛かった。出発時刻によっては日が暮れるので、ライトも出しやすいところに入れるべし
・登山道渋滞は、都心のラッシュ時のホーム程度。激しい。
・グループに2人しか、係員がないので、途中棄権した場合に自力で下山するしかない?
 ちょっと心配。
・吉田ルートでは、難所とは言えない程度だが岩場がある。強風なら少ししんどい。
・今回のツアーの場合、連絡事項などの伝達がほとんど無い。
 先頭のガイドさんの言葉も列の中程より後ろは聞こえないので、ただ蟻の行列のようについて行くだけ。
下山道は、ほとんど林道歩きのようなもの。但し、落石が多いようだ。

親子3人で富士山吉田ルートアタック(敗退)(3)

 登山者渋滞のため、行動時間が2時間半増えている上、岩場で強風・突風と雨にさらされ体力が相当少なくなっているところに、休憩時間が遅れた分減ってしまっている。しかも、強風はさらに強くなっているようだし、この状態で慣れない岩場を深夜に登らせるのは無理と判断して、ガイドさんと添乗員さんに、グループから離脱して自力下山する旨を申し出る。帰路のバスに5合目より合流するとしてバスの時刻を確認して、それまでに下山する旨を確認する。
 確認した時刻に間に合うように、8合目を6時に出発すればいいかと計画を立て、あとは、夜中に出発する人の邪魔にならないよう準備もせずに就寝。


  翌午前4時。「はとバス●号車のかた起床の時間です」と起こされる。周りを見るとみんな居る。聞いてみると、夜の登頂は天候のためキャンセルになり、4時 起床で4時15分出発に変更になったのだと。それを深夜に連絡したらしいが、グループ離脱して自己下山を伝えていたので深夜には熟睡しており聞いていな い。急にあと15分で出ると言われても、全く準備していないのだ。
 連絡はちゃんと確実に伝えて欲しいものだ。 しかも、昨日計画した予定では、全体グループに確実に2時間遅れる。なぜ、このような重大な予定変更を、事前に別行動をとると連絡した者に伝えないのだろ うと、極めて憤慨。当然、抗議はしたけれど、無茶無茶いい加減に、急いで準備して、山小屋の外でご来光を見ている一団に合流。

富士山吉田ルート8合目。山小屋「蓬莱館」前から
見えたご来光(日の出)
富士山吉田ルート8合目。山小屋「蓬莱館」前から
見えたご来光(日の出)


下山道から見上げた登山道(富士山吉田ルート)。午前8時にもう登山者渋滞は始まっている。
下山道から見上げた登山道(富士山吉田ルート)。午前8時にもう登山者渋滞は始まっている。


下山道から見上げた登山道(富士山吉田ルート)。登山道にはこの様に山小屋が密集。
下山道から見上げた登山道(富士山吉田ルート)。登山道にはこの様に山小屋が密集。



 富士山、吉田ルートの下山道は、ブルドーザーで無理矢理作られた、まるで林道のような下山道。全体的にこのような雰囲気で、オフロードバイクなら楽々走れてしまいそうだ。登山(下山)というより、まるで林道歩き。つまらない。ここをひたすら下り、午前8時半に5合目に到着。

富士山、吉田ルートの下山道。
富士山、吉田ルートの下山道。

親子3人で富士山吉田ルートアタック(敗退)(2)

出発時は雨が上がってましたが、今にも雨が降りそう。でも歩けば暑い。ほどなく6合目。ここまでは登山道と下山道が同じで、ここはトイレの利用者も多い。けれど、6合目のトイレは仮設トイレが4機のみ。トイレには長蛇の列を待つ必要有り。

 6合目を出発。整備された道。と思ったら、登山者渋滞で進めず・・・。

富士山吉田ルート、激しい登山者の渋滞
(6合目の下より、激しい登山者渋滞。ずっと続いています)


 やっと7合目。整備はされているものの、登山道は狭いうえに登山者が多い。まるでラッシュ時に電車が到着直後に階段に乗客が殺到して進みにくい状態になったのとほぼ同じ
 山小屋前では、トイレに並ぶ人の列、休憩のために立っている人の列、その間を歩いて進む人の列・・・。げーっ、息が詰まる。

  登山者渋滞のため、なかなか進めず、しかも7合目を通過する頃には雨と強風。しかも、吉田ルートの7合目より上は岩場が多い。決して難しい岩場では無いの だけれど、強風と突風でバランスを崩しやすいうえ、雨。そして渋滞のためとんでもないところでも停滞させられるから辛い。

 5合目から8合目の山小屋まで予定時間は4時間半だが、この小屋に到着したのは午後7時。岩場の途中で日が暮れた。かろうじて夕暮れ
の薄明かりが残るうちに小屋に到着したものの、もう少し遅くなればライトが必要だった。この日行動時間が7時間。かなり疲れた。
 強風は秒速15~20mくらい吹いていたような気がします。当然、突風もっと強い。私も3回ほど岩場でバランスを崩した。でも、リタイアする機会も無かったので強行。

 山小屋にて夕食を取ったのは午後8時。予定では、24時に頂上を目指して山小屋を出発することになっていた。風はますます強くなっていたけれど、まだ予定の変更はなし。ツアーなのでできるだけ「予定」どおりのコースをこなしたいのだろう。

親子3人で富士山吉田ルートアタック(敗退)(1)

7/25土は天気が悪かったけれど、はとバスのツアーに申し込んでいたので強行(狂行?)。

  富士スバルラインの5合目から登り、吉田ルートで8合目の山小屋で夕方から仮眠して、夜中に頂上を目指して山小屋を出発、頂上でご来光を拝んで帰るという計画。

 新宿駅西口の集合場所をほぼ定刻の午前7時に出発。富士スバルラインの5合目には予定どおり午前10時30分頃に到着。バスでは寝ていたのでわからなかったけれど、GPSのログを見れば、週末の7時台だけあって、中央高速はほとんどずっと渋滞していたようだ。
 それでも、新宿~富士山スバル5合目を所要時間2時間半で到着できるものなのですね。

 登山開始は12時。到着後1時間半で昼食を各自とり身支度を行う。はとバスは雲上閣というところと提携しているようで、ここの更衣室を使うことができます。ここにはコインロッカーもあります。込んでいる時期でしたけれど、ロッカーには空きがあったので、下山後にしか使わない着替えなどはロッカーに預けます。このロッカーは1回いくらの料金制のようで、次の日に荷物を出しても追加料金は取られませんでした。
 雲上閣2階の食堂は混んでいました。長蛇の列。自分でおにぎりなどを買っていった方が賢明かな。長蛇の列の横でお弁当を売っていて、このお弁当を買った人は、空いている団体さん用の食堂のテーブルを使えたので、これを買う。でも、お茶は付きません。

 いよいよ、登山開始。私たちは33人のグループ。これにガイドさんが一人はとバスの添乗員さんが最後尾を歩きます。なんと2名で33人を連れて行きます。グループの人数とガイドさんの割合からみれば、普通の登山ツアーよりかなり悪い。でも、周りのツアーもほとんどその様な感じ、設備が整った富士山登山だからこのような無茶が可能なのかな。

富士山、吉田ルートの登山道。ここが登山道の分岐。
登山開始・・・。整備されすぎた登山道。つまらん

2009年7月24日金曜日

富士山直前、いろいろな装備を購入

 今週末に家族で富士山登山にいよいよチャレンジです。お天気がいまいちの予報。でも、ツアーで申し込んでしまったのである程度は強行か?
 だからツアーは嫌なのだけれど。

 ついでに、申し込んだツアーでは富士山頂を1周する「お鉢巡り」ができない。まあ、天気が悪いから、そもそも無理でしょうけどね。
 昨日は、富士山で登山者が遭難・死亡したという報道もあり、先日の北海道大雪山系での遭難事故を考えると装備に手を抜くわけには行きません。

 ということで、必要な装備は購入しました。

・子供用のレインウェア
・妻用のレインウェア・・・ゴアテックス製、私のより高いぞ
・妻用、トレッキングパンツ、靴下、スパッツ、トレッキングポール

が、主な新調品

 私のものが新調されていないのは、ほとんど持っているからですね。唯一、私に無いのはトレッキングポール。私はまだ使わない派です。富士登山が終わってから、妻のポールを借りて一人山に入って、良ければ私の分も買おうかと思います。

 防寒着は勿論、ツェルトも持って行きますよ。電話で聞いたところ、38人のグループにガイドが2人だというので、かなり商業主義なので、自分の身は自分で守らねばね。

2009年7月23日木曜日

週末は天気が悪そうだ、富士山

なんだか週末は天気が悪そうな予報。

 富士山のアメダスを見ると、やはり4度くらいまで気温は下がるね。
 7/22はお昼に気温が0度くらいまで下がっているのは、日食の影響ですかねぇ。

 今日のクローズアップ現在で、大雪山の遭難についてやっていましたけれど、大雪山の遭難の時と同じくらいの温度なんですね。気を付けよう。

2009年7月16日木曜日

高山病対策の携帯酸素缶について

 高山病とは、簡単に言うと、高いところで酸素が薄くなるので呼吸が困難になるからおきるもの。

 ウィキペディアを「酸素欠乏症」を調べると

酸素欠乏の症状
酸素濃度16%: 呼吸脈拍増、頭痛悪心、はきけ、集中力の低下
酸素濃度12%: 筋力低下、めまい、はきけ、体温上昇
酸素濃度10%: 顔面蒼白、意識不明、嘔吐、チアノーゼ


とあります。これは低地で大気圧が1気圧(1013hPa)の状況でのことと解釈します。
酸素欠乏症は、肺に入る酸素分圧に依存するらしいですから、酸素分圧を求めてみると

  酸素濃度  酸素分圧    高度    症状
 酸素濃度21%: 212 hPa:    0m:普通の状態です
 酸素濃度16%: 162 hPa: 2300m:呼吸脈拍増、頭痛悪心、はきけ、集中力の低下
 酸素濃度12%: 121 hPa: 4500m:筋力低下、めまい、はきけ、体温上昇
 酸素濃度10%: 101 hPa: 5800m:顔面蒼白、意識不明、嘔吐、チアノーゼ


となります。参照しやすいように症状とICAO(国際民間航空機関)の標準大気表を参考に求めた高度も並べました。

普通の人は、酸素濃度が16%くらいまで肺胞でのガス交換が可能(*1)といいます。
だとすれば、酸素濃度が16%より低いと、血液中に酸素を取り入れることができず、逆に血液中の酸素を外に出してしまうことになります。すなわち、高所順応していなければ、例えば、酸素濃度13%の空気(富士山頂程度)は13%の酸素がある空気ではなく、16%より少ない3%分だけ血液中の酸素を奪う空気だといえるのです。

 ようするに、症状と対照すれば、2300mくらいの高度で影響が出始めることがわかります。言い換えれば、この高度以上では高所順応をうまく行わないと高山病の症状が出てしまうことが有り得ますね。

  ちなみに富士山頂では平地の63%程度しか空気がありません。酸素分圧ですれば、133hPaですね。濃度16%にするための圧力差は約30hPaです。 深い呼吸1回で吸い込む空気の体積を1リットルとすると、この中に30hPaの酸素を含ませればよいことになりますか。この量は平地の1気圧の下で体積約 30mlです。市販の酸素缶では1気圧の下で10リットルの酸素が有るのですから、約333呼吸分の酸素があるということですね。
 1分に10回呼吸すると、無駄なく使用できたとしても、約30分間で市販の携帯酸素缶の酸素は無くなります富士登山での行動時間を考えると市販の携帯酸素缶では高山病対策はできないということになりますね。



 それからもう一つ、8合目(高度3000m)くらいで宿泊することについてですが、3000mは高山病が出る人は出てしまう高度ですから、症状が出てしまった場合には、前述のように、そこは血中酸素を奪う空気にされしているということになるのですから、山小屋で休めば回復するというものではなくて、長く留まれば留まるほど、血液中の酸素が奪われて症状が悪化する場合があることには注意が必要です。


*1 ウィキペディアを「酸素欠乏症」

でも、私は携帯酸素を一応持って行きます。ちなみに下の物。スペアタンクも使えて、小さいのが気に入っています。
下は、楽天のリンクです

2009年7月10日金曜日

「本格翻訳6」ソースネクスト

 翻訳ソフトで3980円は安いから買ってみた。

 思ったより重く動作が遅い。ネット(但しFTTH)がつながっていれば、excite翻訳の方が速いような気がするほど。

 翻訳精度は、まあ、こんなものだろうかなあ、という程度。やはり機械翻訳の域は出ておらず、人間が訳さないとだめだけど、とりあえず参考にはできる。

 まあ、これならオンラインの時はExcite翻訳とかを利用すると思うけれど、オフラインのときにでも使うかな。