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2016年7月3日日曜日

ミストをエアコン室外機に吹きかけて電気代の節約ができるのか

ミストをエアコン室外機に吹きかけて電気代の節約ができるのか

暑いさなかにエアコンの室外機が回っているのを見ていると、
「室外機を涼しくしてやれば、電気代も節約できて、環境にも優しいのでは」
と思ったりします。

エアコン室外機にミストを吹き付けることについては、室外で使う仕様だし、雨の中でも雨滴を吸い込みつつエアコンを回しても良い設計になっているのだから、ミストを吹き付けるくらいで壊れたらおかしいでしょ。
という理由の元に、可能だと判断しました。


ということで、可能なのか、とりあえずググッてみました。

「商品のご紹介|エアコン室外機ミスト|ワールドガレージドア」

やっぱり、同じようなことを考える人は居るんだね。

これによると、
エアコンの消費電力を約9.5%節約できるそうです。
水道の使用量がミストノズル1個あたり毎分0.13リットル。
価格は4800円

皮算用

10%として、ざっくり計算してみましょう。

エアコンの平均消費電力を600Wと仮定。
1日4時間、ミストを稼働したとして、この間の消費電力が10%節約できるのだから、
節約できる消費電力は
600W * 4h * 0.1=240Wh

電気代が1kWhにつき25円とすると、1日で節約できる電気代が6円
7月、8月、9月+αのフル稼働で、1年間に100日稼働したとして、年間に節約できる電気代が600円。

水道料金
0.13 (リットル/分) * 60分 * 4時間 *100日 = 3120リットル/年

水道料金を1000リットルで100円として、年間約300円の水道料金が掛かる。

差し引き、年間300円の節約


ミストのホース代が、4800円(税別)
このホース代を電気代の節約でペイできるまで17年・・・・

だめじゃん・・・

大規模な例

家庭用ではなくて大規模な例として、
「大阪市 水道局 業務用空調室外機周辺におけるドライ型ミスト散布」

ちなみに大阪市水道局の実験では、7.5%の消費電力が節減できたという。
上の試算よりもっと悪い・・・

ビル設備のように、多くの電力を消費し、ミストノズルの代金が割合が安ければペイできるけれど、家庭用のエアコンではとてもペイできなさそうだ。


結論

やはり、家庭用エアコンは、エアミストで電気代の節約なんて無意味なのでやめておこう。


2014年1月4日土曜日

再生可能エネルギー発電から水素を作るってエコなのか?

水素エネルギーがどれだけ普及するかわからないが、大規模なエネルギー源としての水素をどうやって確保するのだろうか。

水素の製造方法

石炭から生成する方法があるらしい、また油田での石油採掘時に発生する水素を回収する方法もあるらしい*1。

油田での石油採掘時に発生する水素を回収するのは、利用されなかったものを有効に利用するのだからよいだろう。
しかし、石炭から生成する方法は、この過程で二酸化炭素を発生するそうだ。これなら環境に優しいとは言えなかろう。

水を電気分解する方法でも水素を作れるが、必要とするための電力を得るために、多くの石油を燃やさなければならない。これも環境に優しいとは言えなさそうだ。


再生エネルギー発電した電気で水素を作る

そこで、例えば太陽光発電とか、風力発電のような石油を燃やして作ったのではない電気を使えば、水素を環境を汚さない、という主張がある。

しかし、これは間違いだ。
太陽光発電とか、風力発電で作った電気が有り余っているなら正解だが、現状はそうではない。
ほとんどの電気が石油を燃やして作っているのだ。

太陽光とか風力で発電すれば「その分だけ」石油を燃やす量を少なくすることができる。というのば実情なのだ。

だから、太陽光とか風力のような再生可能エネルギーで発電しても、その分を水素生産に使ってしまったとえれば、電気として使用すれば減らすことのできた火力発電の燃料消費を結局減らすことができなくなってしまう。

結局のところ

なので、全体で見れば、現状では再生可能エネルギーで発電した電気で水素を作っても、なにも環境に優しくないのは明らかなのだ。

参考文献

  1. CO2ゼロ 究極の燃料、日経産業新聞131218

2013年12月21日土曜日

電気自動車の普及には、電欠対策が必要不可欠だ

電気自動車(EV)を普及させるには、不意のガス欠ならぬ電欠に対応する必要がある。

ガソリン車なら、携行缶でガソリンを持ってきて貰えば、すぐにでも自走できるが、電気自動車ならその場で充電するにも時間が掛かってしまう。

北海道のような極寒地の吹雪の中だと、充電を待っている間に凍死しそうだし、高速道路では、路肩でのんびり充電などしていようものなら事故につながってしまう。

電気自動車でも、ガソリン携行缶でガソリンを入れるような応急措置ができるようでなければならない。

簡単に言えば、メーカー問わず規格を統一した非常用バッテリー接続端子を付けることを義務づけて、非常時はこのバッテリーだけを交換して自走するのだ。

走れる距離の目安は、高速道路で次のサービスエリアに行ける程度だから、50kmだな。

これだけの電気を、ロードサービスの係員一人が簡単に付け替えられる重さだから15kgのバッテリーで蓄えられるかどうか。

これができなければ、電気自動車の大々的な普及なんて危なくてしょうがないと思う。

2013年12月12日木曜日

電気自動車の消費電力とか発電効率のメモ

本田技研工業の「フィット EV」

1km走行するために必要な電力を示す「交流電力量消費率」は106Wh/km

トヨタ自動車は電気自動車(EV)の新製品「eQ(イーキュー)」

eQの交流電力量消費率は104Wh/km
搭載するリチウムイオン蓄電池の蓄電容量が12kWh


燃料電池の発電効率

現時点で、燃料電池スタック(水素で発電する「セル」を何枚も重ねてパッケージにしたもの)の発電効率は世界最高の3kW/lに達しているという

(ちなみに、小型の発動発電機の発電効率でのカタログ値から計算すると 1.4~1.5kWh/lくらい)

参考文献

「電費性能の世界記録を更新、トヨタが小型EVを発表」itmedia 2012/09/25
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1209/25/news027.html

2013年9月21日土曜日

全ての住戸に蓄電池を導入したマンションについて、コストを検討

2013年09月13日 09時00分 更新
という記事を見つけた。


家庭用蓄電池の設計としては斬新ではあろうけれど、
まだまだコスト的に折り合うのかなと疑問
ファイナンシャル・プランナーとかもやっていると、どうしてもコストというものが気になってしまうのですよね。

スペック

蓄電池の容量が1.4kWh
繰り返し充放電回数は4000回程度

なのだという。
価格は書かれていない。


深夜電力を使って節約できる電気代は?

昼間の電力料金と深夜電力の料金の価格差を
1kWhあたり30円
(かなり多めに設定しています)として、
1回の充放電で節約できる電気代は42円
4000回繰り返しても168000円に過ぎません。

価格がこれ以下であれば、導入する価値もあるのかなと思いますが、おそらくこれよりは高くなるでしょう。


結論:金銭的な「節約」を求めてはいけない

なので、電気代自体は「節約」にはなっても、トータルで「節約」を考えるならば、選択できないですね。

災害時の電源の備え、自己満足など、「節約以外のなにか」を求めない限り不必要なものといえますね。

要するに、お得ではありません、でも、「なんか満足できるかも」という気持ちで選択すべきで、購入した後になって「全然節約できないじゃない」ことに気づいて悔しい思いをしないようにしたいものです。


その他のキーワード

環境、エネルギー、不動産

2013年8月8日木曜日

木質バイオマス発電にもの申す

という記事を見かけたのでバイオマス発電について考えてた。

木質バイオマスは環境にやさしいのか???

私には「バイオマス」と称して、発電に木を燃やしていいという理屈がわからない。

木を燃やして発電するのは、石油を燃やす以上に二酸化炭素を排出するし、小規模なので煙などの処理もあまりしないだろう。

結局、同じ量の発電をする場合を考えると、環境には石油を燃やすより有害だろう。
木は、燃やさなければ1000年の間でも、二酸化炭素を固定しておける。
草のように、放置していても腐ってしまい二酸化炭素を環境に放出するものと同じように考えるべきではない。(*1)

さらに、燃料として「木質バイオマス」なるもの、すなわち木材を燃料として海外から輸入などするとなれば、きっと森林破壊につながる。
日本は海外の森林を燃やして電力をまかなっていることになりかねない。

本当に環境の保護を考えるならば、このようなものは認めるべきではないだろう。

ちなみにゴミ発電はOKだ。

ゴミはどのみち燃やさなければならない。
単に燃やすだけより、そこで出る熱を使って発電する。
この分だけ、他の火力発電を減らすことができると考えれば、その分だけ環境に優しいのだ。

でも、木質バイオマス発電は、話しが違う。
燃やさなくてもいい木材を、わざわざ燃やすのだ。
この違いをきちんと区別すべきだ。

*1 草のように短期間で腐って、環境に二酸化炭素を放出するものなら、どうせ二酸化炭素を放出するのだから、燃やして発電しても、余分に二酸化炭素を放出することにはならないでしょ。というのが、バイオマス発電が環境への負担が少ないという前提だ。


2013年8月3日土曜日

ディーゼル列車の電池化ってできないものかな

電気自動車は、走れる距離が短い


 電気自動車EVの欠点に、1回の充電で走れる距離が短いことがある。
 
 車に積める電池の量が限られることから、なかなか劇的な改善も難しいだろう。

 それに、走行距離が短いということは、たまに遠出したいと思うと非常に困ってしまうのだ。
 充電スタンドが少なく、充電に時間が掛かるから、事実上遠出は無理だ。

 なので、現在、電気自動車は、短距離した走らない営業車などに限定される。

列車ならいいじゃん


 列車ならば、走る場所は決まっているのだし、必ず駅に停車する。

 駅に停車した時だけ、パンタグラフを上げて急速充電し、駅間は電池に蓄えた電気で走行する電池列車はできないものかね。

 これだと、路線の全部に架線を張らなくても、駅だけでいいから設備費用も低減できる。給油の必要もなくなる。

停車駅でフル充電をしなくても、ある程度補って、折り返し駅とか、主要駅で長時間停車するときにフル充電することにすれば、電池も中間駅での充電設備も安く上がると思う。


環境ためには、まずは列車の電池化でしょ。

2013年7月30日火曜日

マンション経営より、「プチ」メガソーラー発電でしょ

マンション経営の勧誘電話がよく掛かってきます。これはまあ無視してよいとして、

借金してマンション経営というのは、儲からないと思いますけれど、推定相続財産がたくさんある羨ましい人にとっては、相続税対策としては実益がありますね。

でも、これからの時代、日本の人口は確実に減っていきます。
とすれば、不動産需要も減っていきます。
きっと、マンション経営は苦しくなるでしょう。

それならいっそ、メガソーラー発電は如何でしょうか?

雨のない年はありませんが、晴れない年もありません。
ある程度の変動はあるとしても、マンションの空室が埋まらないというより、はるかに安全です。

しかも、買い手は電力会社だから、個人から家賃を集めるよりはるかに安全です。

マンション経営で相続税対策をするくらいなら、プチメガソーラー発電所を作って相続税対策が得策ですよね。                

2013年7月12日金曜日

東京電力管内で最大電力を石油だけで発電すると、1万トンの石油を1時間で燃やすのか

7月9日、東京電力のこの夏の使用電力量を更新して、午後2時台に4940万キロワットを記録したという。

1kWhの電気を発電するためには、だいたい0.2リットルの石油が必要なので、上の発電を1時間、火力発電だけで続けたとすると、ざっと1万トンに石油を1時間で燃やしているということになります。

東京電力だけでですよ。


日本中のほとんどの原子力発電所を止めてしまっていますが、火力だけってわけにはいかないですね。

2012年8月30日木曜日

冷蔵庫に氷で、昼間の消費電力を少なくできるか実験

2年前の息子の夏休みの理科の実験データより・・・。


夜間に冷凍室で1リットル(500mlペットボトル2本)の氷を作り、昼間に冷蔵室を冷やすことで、昼間の消費電力を減らすことができないかを実験したもの。

昼間:午前7時~午後11時
夜間:午後11時~午前7時

同じ冷蔵庫を2つ恒温槽に用意して実験すれば正確なのだろうけれど、これは、子供の夏休み実験。

1日おきに、冷凍室から冷凍室に、午前7時と午後11時に移し替え、エコワットで消費電力量を測って記録しました。


サンプル数を稼ぐため、ゴールデンウイークからの4ヶ月間の測定です。




回帰直線から、30℃で比較すると


昼間氷無しの消費電力量 1.7156kWh
昼間氷有りの消費電力量 1.6413kWh
で、差し引きから、氷があれば74.3Wh節電できます。

また、
夜間氷無しの消費電力量 0.9032kWh
夜間氷有りの消費電力量 0.9788kWh
で、夜間は冷凍室で氷を作るために75.6Whの電力が余分に必要でした。


トータルの消費電力量はほとんど変わりませんが、昼間の消費電力を少なくして、夜間にシフトすることはできました。
深夜電力など夜間に安い電気が使えるなら意味があるかもしれません。


外気温が低いと、氷が溶けきらないこともあったので、その影響か氷の有無で消費電力量の差が少なくなっています。


これはペットボトルを冷蔵庫に入れただけなので、もっと効率をあげて、例えば5倍くらいの量を実用化しても、1日でシフトできる電力量は300~400Whですから、昼間と深夜の電力料金の価格差を25円/kWhとすると、節約できる電気代は1日あたり7.5円~10円。
1年間で 2700円~3600円の節約できる計算。

装置コストを5000円~10000円に抑えれば、電気料金で無理なくペイできそうですね。

冷蔵庫という製品に組み込んだ場合に、この価格差を市場の顧客に受け入れてくれるかはわかりませんけれど、、、。

あと、昼間に停電があっても、冷蔵室の温度上昇が抑えられるので、食品が腐りにくいという利点もありますね。