2012年10月13日土曜日

巣鴨高校学校説明会 2012/10/13

入試について

来年度の入試(今年の中学3年生が受ける入試)から、試験が1回になる
 これまでは2回あった。

3科目合計点で合否を決める。
ただし、合計点で合格点に満たなくても、1科目でも抜群に良い得点を取っていれば、特別に合格させることがある
これは、毎年数名はあるそうだ。

2科目で抜群の点をとったらという考えもあるけれど、2科目抜群の点なら、そもそも合格点に乗ってしまうので、実益なし。

と言っても、「とても良い点」でないとダメらしいから、3科目ダメだけど、1科目に掛けるなんてことはしないようにだって。

参考までに、昨年の入試の最高点は英語は満点、数学は87点だったとか。


これから、1科目、特別に悪い点をとっても「足切りはしない。」をとのこと。
例え1科目0点でも、足切りはしない。
ただし、これまで0点を取って、合計点で合格点になった人はいない。とも言ってました。



国語
漢字は例年10~11個、1個1点。
漢字のトメ、ハネ、ハライなどの細かいことは見ない
全然書けない人と、書ける者を区別するため。
俗にいう、虫眼鏡がトメハネを確認するようなことはしない。
漢字の形があっていればOK

文章は、論説文、随筆を出題している。
文字数は3000字程度で、内容は中学3年生の教科書に出てくるものより難しいもの。
小説を出題する予定はない
古文、漢文の出題もしない

国語に特殊な才能を求めてはおらず、「普通に、きちんとした国語の勉強」をして欲しい。
きちんと論理的に文章を読むことができて、論理的に答えを導くことができるように。
感や感性で答えを出すような国語の勉強はやめて欲しい。
例え、心情把握の問題を随筆から出題したとしても、その心情は書かれている内容から論理的に導くことができるので、それを読み取ること。

記述問題の回答中の誤字、脱字は1点減点。
完全解答でなくても、部分点は与える
これも、全く書けない人と、少しでもやっている人との差をつけるため。

記述問題では、問に対してきちんと答える姿勢は重視する。
「・・・の理由はなにか。」という問に「・・・だから。」と締めくくっていないと減点する。


数学
50分 100点満点
傾向は変えない。

1から5の問題構成
1は、小問を(1)~(5)
2~5は大問で、それぞれに(1)(2)(3)
2は、確率統計、場合の数、整数
3は、関数(1次、2次、反比例など)
4は、平面図形
5は、立体図形

順番は分野別に並べているので、難易度順ではない。

難易度では
1の(1)(2)は易し目、(3)(4)は標準、(5)は難しい
大問形式である2~5では、(1)が優しめ、(2)は標準、(3)は難しい。

時間は少ないので、判る問題から解いていくこと。

  • 1の(1)~(3)
  • 2~5の(1)(2)
を正解すると6割以上は得点できるようになっているので、この部分を確実に正解すること。


試験当日に合格発表をするために、採点に時間を要する証明問題は出題しない
出題者としては、決して易しい問題であると思っていないので、しっかり過去問で練習すること。
問題を作成する数学科の教員は、そんなにたくさんいないから、出題にはどうしても癖がでるもの。なので、過去問は有効だよ。
今度の試験から、試験が1回になったが、昨年までの試験問題作成時に1期と2期を区別していないので、どちらの期の過去問も参考になります。

合格点は大体6割くらい。

問題用紙は2枚

  • 1,2は1枚目
  • 3~5は2枚目
解答用紙はB4版
1の全て、2~5の(3)
には途中経過の欄がある。
(逆に、答えだけでよいのは、2~5の(1)(2)だけ)

途中経過にも配点があるのできちんと書くこと。
「解答欄に答えだけが書かれている場合、正解しても途中経過がなければ、途中経過の分の得点はもらえない。」と言っていたので、反対解釈すれば、答えだけでもその分の得点は貰えるのか。


英語

傾向は変えない。
大問4つ
1~3は文章を読ませて応える問題。

ジャンルは、人文科学(物語、エッセイ)、社会科学、自然科学
1~3のどれにどの分野を出題するかは決めていない。

英文の長さ、問題作成上の向き・不向きから出題する文章を選定する。

1 総合問題

2 内容把握問題
 15~20個の選択肢を並べて、英文の内容にあう5つくらいの正解を選ばせる形式。

3 並べ替え
 1や2に比べ、やや短い英文
 途中で5~8語に下線を引き、単語を並べ替えて英文を完成させる問題。

4 会話と作文を合わせたもの
 簡単な会話、典型的な会話を英文にできるか。


全体として、
難しい内容の文章も出題する。
ただし、難しい単語には意味を脚注につけている。
難しくて、脚注に意味が無い単語は、文脈から意味が判るはずなので、前後の文から読み取って欲しいもの。

リスニングは出題しない
ただし、総合問題でアクセントなどを答えさせる問題もでるので、読むこともきちんとすること。

直近の過去問を5年分くらい解くのが効果的と思う。
そして、苦手な出題内容に似た問題を集めてやるというのがよいと思う。

6割で合格点。

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