2014年5月25日日曜日

【書籍】「キャバクラ」の心理学~「いい気」にさせて通わせるエモーショナル・マーケティングの真髄~、山本信幸、オーエス出版

【書籍】「キャバクラ」の心理学、山本信幸、オーエス出版

「いい気」にさせて通わせるエモーショナル・マーケティングの真髄



マネー関連

出資を得るにはまず社長の行動から


ベンチャー企業に投資をする人は、まず社長の動きからチェックする。
どの社員よりも早く出社しているようなら第一段階は合格。
逆に社員より遅く出社するような場合(遅れる理由を社員が理解している場合は別として)は、社内規律が乱れていることが多いので出資に二の足を踏むのだという。

カード払いから現金払いになった場合
これまでクレジットカードで支払っていたのに、急に現金払いになるのは、資金に窮したサイン。
クレジットカードが止められている状態かも。


心理

クレーム対応

日系BP社が消費者に対して行った調査(日経ビジネス2000年2月14日号特集「企業が知らない消費者の反乱」)
「アフターサービスに不満を感じたら?」という問いかけに

  • 1位 二度とそのメーカーの製品は買わない
  • 2位 友人・知人にそのメーカーの不満を話す
  • 3位 サービス会社や販売店に電話する

と答えている。
既にクレームが来た時には、不買になっていたり、口コミで悪評をふれ回られていたりという状態になっている、表に出ていない不満がそうとうあることを理解すべきだ。

その他

人間には、自分をほめてくれる相手に好意を抱くという「好意の返報性」がある。

化粧品売場は「香りのする水」や「白くなる粉」を売っているだけの場所ではない。
「みんなが美しくなる劇場」なのだ。


マネー&心理

値段が高くても買う場合

お客様は、値段が高くても価値があると買う。
価値が値段相応でなくても、高いのが普通に思えるなら買うのだ。
金銭感覚がくるってしまうとこのようなことが可能になる。


その他の知識

もらって困るプレゼント


  • キャストへの恋心を歌った自作のテープ
    聞くのもおぞましいが、感想を聞かれたりするので出だしくらいは我慢して聞かなければらない。
  • 巨大ぬいぐるみ
    粗大ごみにしかならない

  • 高額なものは対価を求められることが見え見え。登録名目でプライバシー情報を入手することもあるし。
  • 携帯電話
    料金も払ってくれるならよいですが、料金が受け取った人持ちなら迷惑そのもの
  • 口紅
    送り側が好きな色が相手が好きとは限らない。
  • 動物
    誰でもペットが飼えるわけではないでしょ。
  • ゲームソフト
    美少女育成ゲームなど女性にプレゼントしてどうなる?
    ゲームにも好き嫌いがなるのに・・・
  • 芝居の切符
    興味がない。出勤日の講演なんて、休めないって。
  • ディズニーランドの切符
    あなたとは行きたくありません。
  • ホテルのカードキー
    「今日キープしてある」と言われても・・・。yesのはずないでしょ。


プレゼントはもらう側が認めてこそ「価値がある」ものです。
言い換えれば、価値は顧客が決めるもの・・・。


水商売のステイタスが高い地域の順位


  1. 銀座
  2. 六本木
  3. 新宿
  4. 池袋
  5. 上野

全体の感想

 キャバクラをテーマにしてマーケティングの話をしているのかと思ったけれど、ほとんどキャバクラのシステムの話かな。マーケティングとか心理面の内容はとても薄い。
 「こんなこともあるのかぁ」という程度の知識にはなった。

 軽い内容なので、気軽に短時間で読めてしまう。

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