2018年7月30日月曜日

【読書メモ】日本人の9割が答えられない 理系の大疑問100 話題の達人倶楽部編

書籍情報

日本人の9割が答えられない 理系の大疑問100 
話題の達人倶楽部編
2017年
青春出版社
ISBN 978-4-413-09671-3

感想

日常生活に近いテーマを、理系的に解説しているのはおもしろいとは思う。

いろいろな分野を集めるのは大変なのだろうけれど、自分の専門とする分野を見てみると、内容が不正確だとか、理解がいまひとつなんじゃないという点もままあります。

というのを見てしまうと、自分の知らない分野でもこの程度の正確さなのかなという目で見てしまう。

あくまで、専門分野としてはベースにもできないけれど、物知り程度に子供に話す程度にはなるのだろうかと思う。

メモ

以下は、私的なメモのようなもので、知らないこととか覚えておこうということを書いています。

ようするに、私にとって「知っていること」「当たり前のこと」は書いていないだけで、ここに書いていないことでも、いろいろな知識は書かれています。


知識メモ

シャボン玉

シャボン玉の膜の厚みはだいたい1ミクロン


PM2.5とは

PM2.5とは、「Particulate Matter」の略称で、日本語では「粒子状物質」とされている。大気中の飛散する粒子状物質で、「直径2.5ミクロン以下」のものが PM 2.5とされている。

髪の毛の直径はおよそ70ミクロンスギ花粉が直径約30ミクロンなので、 PM 2.5が非常に細かい粒子だということができる。
これぐらい粒子の直径が小さいと、呼吸から吸い込まれた粒子は気管支から肺の奥深くまで入り込んでしまう


体重や体脂肪率の測定タイミング

体重や体脂肪率は、起床時や食後に測るのではなく、体の状態が比較的多く続いている夕食前の時間帯に計測するのは良いとされている。

絶食の影響

人間が1日絶食すると、肝臓の体積は約30%減ってしまうという。

テレビの解像度

ハイビジョンの画素数は1280*720で約92万画素
フルハイビジョンの画素数は1920*1080で約207万画素
4Kテレビでは、3840*2180で約829万画素

サウナについて

サウナにデトックス効果はあまり期待できない
汗というものは体温を調整するためのものであって、老廃物を排出するものではないのだから、サウナで汗を出してもデトックスの効果はほとんどない。

汗そのものは無臭に近いものだが 、皮膚上に生息する細菌が、汗に含まれるミネラルなどを餌として分解することで嫌な臭いを発生させる。

汗を使って体温調整をする動物は珍しいのだ。例えば犬なら、舌で唾液を蒸発させることで体温を下げている。 人間は全身の汗腺から汗を流すという温度調整機能を保つため、他の動物に比べて高温に耐えられる。

食べ合わせについて

食べ合わせが悪いことを「合食禁」という。
「うなぎと梅干し」の食べ合わせが悪いというのは科学的な根拠のないものとされる。
「天ぷらとスイカ」は胃が荒れやすいというのは本当のようだ
「薬をグレープフルーツジュースで飲んではいけない」というのは本当のようだ。グレープフルーツジュースに含まれる「フラノクマリン」という成分が肝臓の解毒作用を弱めてしまうので、薬が効きすぎるという効果がある。
薬を牛乳で飲むの良くない。 牛乳に含まれるカルシウムの成分と結合してしまい消化管から薬が吸収にくくなる。

雲の色

あの雲が白かったり、灰色だったり、黒かったりするのは、雲を見る方向が違うだけの問題である。遠くからとか上から見ると白く見え、下から見ると黒く見えるもんだ。


その他の読書メモ

2018年7月26日木曜日

新島の間々下温泉に行ってきましたレポート

新島の間々下温泉(まましたおんせん)に行ってきました。

ここは300円払えば誰でも入浴できる公衆浴場。

温泉の源泉の温度は90度なんだとか。立派な温泉です。

場所は、新島村の外れ。近くの宿泊施設は温泉ロッジくらい。温泉ロッジには温泉があるから、温泉ロッジの客は来ないだろう。
温泉ロッジ以外の宿泊施設からは離れているので、レンタカーでも借りてない限り来る気はしない場所。

なのでなのか、今日行ってみましたが、この夏の観光シーズンだというのに、客は地元の民ばかりという感じだった。

施設は、狭い脱衣場に鍵の掛かるロッカーがあります。案外まあまあな広さの室内風呂。眺めの良い露天風呂。サウナ。という感じ。
露天風呂からは、海、式根島、神津島、新島の崖などが見えて景色は良いです。
浴室内にはボディーソープのみがあります。シャンプー、リンスは無いので洗髪したければ持参する必要があります。

客が少ないから、ロビーはゆったり。飲み物の自動販売機があります。

新島、間々下温泉のロビー


あと、嬉しいのは、マッサージチェアが15分100円。これは安くていいや。リラックスできます。
新島、間々下温泉のロビーにあるマッサージチェア


あと、砂風呂というのも別料金であります。時間限定、人数限定です。
浴場とは別の砂風呂専用棟で、専用浴衣に着替えて、砂に埋められるというもの。
初めてなら未知の体験ができます。しばらく埋まって、砂の温かみで体が温まったあとは、砂風呂専用浴室で砂を流します。


営業時間は夜10時までと、島にしては夜遅くまで営業しています。

定休日は水曜日です。

近くにある温泉ロッジという宿でも、日帰り入浴ができるのですが、7月、8月は忙しいので日帰り入浴はできないそうです。
7月や8月以外なら、間々下温泉が定休日な水曜日には、温泉ロッジの日帰り入浴を利用するという手があります。


新島には近くの海岸沿いに、パルテノン神殿を模したオブジェの麓に無料の「湯の浜露天温泉」があります。
こちらは24時間入浴可能。
誰からでも見られるので水着着用が必須男女混浴です。
確か、洗い場がなかったので、入浴というより温泉遊びというイメージかな。




キーワード 伊豆諸島 新島 離島 新島村 温泉 公衆浴場 旅行

2018年7月23日月曜日

【読書メモ】CITTA式 未来を予約する手帳術/青木千草著、かんき出版 2017年

感想

女性向けの内容なので、野郎向けのビジネス自己啓発書とは違った視点があるので、それはそれで新鮮でした。

考え方であなたが変わる

思考を変えれば運命まで変わる。思考を変えることで運命も変えられる

マザー・テレサの言葉
・思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
・言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
・行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
・習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
・性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。

思考することは、最終的に運命にまで繋がっていくということか。
確かに、思考しなければ運命は生じないかもしれない。



「あ、間違ったかも?」と思ったら、そこにつぎ込んだ時間やお金のことは考えず、自分を責めたりしないこと。
ぱっと手放しい次のステージに進んでしまうのが良い。
過去にできなかったことや失敗したことにはフォーカスしないこと。
失敗から教訓は得て、ポジティブな未来志向に転換する。

取り戻せない過去に執着しても仕方がない



あなた自身がいつも女性であることを楽しまなければ、男性はあなたに魅力を感じるはずがありません。


なかなか喜んで払えないものに税金がある。

あなたが「価値がある」と思うものにお金を払う。

あなたに「価値がある」と思う人がお金を払う。


「与える」ことは「与えることができる」と認識して裕福な気分になれる。


自分のためにたった10分も使えないのか


CITTA式メソッド手帳の書き方


CITTA式メソッドの4ステップ

  • 「ワクワクリスト」を書く
  • 時間を視覚化する
  • 「いつやるのか?」日付を決める
  • 週に1回の「手帳タイム」を持つ


手帳に書き出すだけで引き寄せ力はアップする。書いたリストを見返すたびに潜在意識にインプットされるからだ。


ONでもないOFFでもない、「無意識の時間」(ぼーっとしている時間)に赤線を引いて具体化してみる。具体化すると見直せる。


自分の余暇の時間がどれくらいあるのかを把握する。
人生で大切なのは、自分の余暇を楽しむこと。この時間をどう使うかで人生の質が決まる。



今からあなたが時間の主です。「一週間は私がデザインする」という感覚を持つ
「一週間見開き」の手帳は、時間の流れを把握できること。
まず、ウイークリーを見る、使うくせをつけること。

マンスリースケジュール帳には、イレギュラーなイベントだけを記入する。


仕事もプライベートも、すべて「自分軸」で予定を書き込みます。


手帳は空いた時間に書くのではなく、「手帳タイム」を作って書く



小さなTodoのリストは、バーチカルの予定表の時系列を無視して書くという方法もある。


アポイントをとりたい時間帯にとりあえず付箋をはってダブルブッキングを防ぐ。
アポイントが決まったら書き込む。



手帳は汚してなんぼ
修正テープは使わない。消さずに線を引くだけ
これだと、流れた予定を見返すことができ、リスケも楽
過去にはこう考えていたんだなということも残るから良い。



ワクワクリストを書く

ワクワクリストを書くのが難しいときには、まずは直感で3分間でどんどん書いてみる。

「できますように」ではなく「・・・する」「・・・になる」という言い切り・断定的に書く。

「未来で叶ったイメージ」をしながら手帳に書く。


ワクワクリストを108個を3日で書いてみる。


人生は有限。本当に大切だと思うことに集中して、それ以外のことは手を出さない。


ワクワクリストに理由を書き出してみる。
次に、「どうやって」やるのかを書いてみる。
この時点で、長続きしないもの、駄目なものは捨てる。

本当にやりたいことを選ぼう。
できそうなもの、簡単なものでは選ばない。簡単なものは何もしなくてもできてしまうのだから。



夢を叶えるために


夢を叶える人、成功する人は、最初の一歩が早い


朝起きた瞬間に、目覚めたことに感謝する


「手帳に書く」→「書いたことを繰り返し見る」→「私はこうなる」と強く思う


「手帳に書く→手帳を見続ける」という行動を繰り返せば、思考と感情がそこにフォーカスされ続けるので、結果、いつの間にか願いが叶ってしまう。


選択に迷ったときには、「自分らしいのはどちらか」と考えて、答えを決める。



夜寝る前には


夜、眠れないときには、寝る前に手帳を開いて眺める
1日の終りには、どんなことがあったとしても、頭の中にはいいイメージでいっぱいに満たして、感謝をして眠る


寝る前のワーク
・今日あったいいことを3つ思い出して書いてみる
明日のワクワクするイベントを想像して書く。


思考を整理するには15分あれば十分
だらだらしても仕方がない。





その他の読書メモ

【読書メモ】偏差値35から10億稼げるようになったすごい勉強法、金川顕教著、ポプラ社

勉強法について

とにかく大量に反復する

「大切なのは勉強した時間じゃない。何回反復して答えを見て回数をこなしたか
とにかく量をこなさなければ、量からしか質は生まれない
質というものは量をこなした後からついてくるものだ。とにかくテキストを見る回数を増やして理解をしていた。

量をこなせといっても、ひたすら時間をかけてやれという意味ではない。
あくまでも大切なのは「すぐやること」と「反復すること」
習ったその日に短時間だけでもいいからそこに反復すること。そして何度もやること。

テキストはじっくり時間をかけて一冊を読むよりも、読み流しでもいいから反復して読む方が良い。

公認会計士試験合格を目指していた頃は、とにかくテキストをめくりまくっていました。問題集、例題、試験問題もそう。反復回数が多いほど結果を伸ばすから。
たくさん見るためにはスピードが勝負。じっくりと2時間かけて1回目を通すよりも、パラパラ30分見るのを4回繰り返す方が良い。
1秒で1ページめくることを心がけていた。大概のテキストは大切なことは太字で書いてあるのだから、そこを重点的に頭に叩き込む。


本は即買え。そしてめくりまくれ。

ノートは作らない

テキストはプロがまとめているもの。なのに素人のお前がなぜノートをまとめるの?
ノートを作ること自体時間の無駄。そんな時間があったらテキストを繰り返し読め。

中間目標の設定法

ノルマを短い期限で区切った方が、先延ばしをしたりしてサボることが減る。
例えば「今月はこの法律の本を一冊読破する」などのように。
比較的短期間で具体的な目標設定すること。

しっかりと知識が定着したとは

人に語れないようでは、自分の知識として定着していない。
アウトプット、活用できてこそ活きた知識

あなたがこれから1年間、一日一冊の本を読んで情報をインプットしろねむそれを誰かに話すなどしてアウトプットする、ということを繰り返せば、1年後にあなたの知識は膨大なものになるでしょう。そうすれば、やがて素晴らしい仕事があなたに舞い降りてくるかもしれません。

私は会社員時代、通勤時間に毎日一冊本を読む、その感想をまとめたブログを毎晩発信していました。ブログを書く時間は30分程度。たった30分なら、皆さんも捻出することが可能だと思います。
30分でブログを書くのは難しいと思います。

ビジネスで成功するためには

成功したいなら成功している人の真似をすればいい。

ビジネスの場合もまず成功している人を模倣すること
結果を出している人の行動をつぶさに観察することは、脳の仕組みで気にもやはり非常に効果的な方法だ。

自分はレベル高い環境においてレベルアップを目指す
成功できるかどうかは誰と会うか、誰と一緒にいるかで決まる。

平均年収ピラミッドの頂点に立つ人は、単に人数が少ないだけではなく、これはドライだという特徴があります。単なるお友達ごっこのようなことはせず、自分に必要がないと判断する相手と無理に付き合うようなことがありません

予備校に通い始めると、覚えることは膨大でしたが、その間を縫って「公認会計士試験に合格した人と自分との差は何だろう」というリサーチを折り返しました。

ポジティブな人とだけ付き合う
一緒にいる人が明るくて前向きで、なおかつ結果を出している人だったら、あなたも自然とその人の住んでいる世界に引っ張られます。
成功するためには、成功者にふさわしい行動、ポジティブな言動を心がけたいもの。だからこそ、そういう人に囲まれているべきです。
もし、あなたの周りに「もう俺はダメだ」と自分を卑下したり、人の悪口ばかり言ってる人がいたら、きっぱりと付き合うのはやめましょう。

とにかくに動き出せよ

完璧を求め、ひたすら調べまくって計画を立てて周到に準備しているうちに行動が遅くなる人よりも、「この辺でとにかくやってみよう」と始めている人の方が明らかに良い結果が出ています。
これも程度の問題で、「とにかくやってみよう」がほとんど何も準備をしていないいい加減な段階であれば全く結果が出せない。

思考を変えることで、行動、習慣、結果が変えられる。
1.思考を変えると、行動が変わる。
2.行動を変えると、習慣が変わる。
3.習慣を変えると、結果が変わる。

人が使いたくないものを使わなきゃ、やらなきゃ

人が使いたくないものを使うからこそ差がつくのです。

  • お金をかける
  • 時間をかける
  • 努力をする

これをせずに、ただ口であれこれ言ってるだけでは結果が出せません。

トラウマの改善方法

自分の人生の目的を実現するためには、過去の失敗やトラウマは一切関係無い。ただ、目的の実現に向けて行動すればいいだけ。
トラウマをもっていても、なんの得にならないからね。

コミュニケーションで結果をだすには

「no」を「Yes」 に変えるためには、ストレートに押すだけではダメ。相手の頭の中を想像することが大切

相手の心を動かす「強い言葉」の作る。
例えば「京都へ行こう」ではなくて「そうだ 京都、行こう」などだ

話が下手な人の特徴は、とにかく抽象論が多いこと。
話が下手な人は文章も下手だと思う。


書籍「販売の神様ブライアントレーシーの 私の営業方法を全て公開します」 が参考になるかも。

第一印象を磨こう 
「人を見た目で判断してはいけない」と言うが、実際は「見た目で判断されるのが9割」というのが事実ではないだろうか。 やはり見た目をきちんとするということは重要なことだ。
相手との関係(印象)は出会ってから3秒から5秒で決まってしまうといいます。 そして、その関係(印象)を覆すには2時間が必要だそうです。

「大切なのは中身」「私の中身を見て欲しい」といくら望んだところで、「生理的に無理」「話を聞く気にもならない」と思われたら、目の前でシャッターを閉じられてしまうのです。

ボディランゲージにおいては「二者間の対話では、言葉によって伝えられるメッセージは35%、残りの65%はジェスチャーや表情、会話の間などによって伝えられる」という研究結果があるそうです。


一流までは目指さず、使えるところを目指す

だってどんなことでも一流を目指すのはものすごく難しいから、一流までは目指さなくても、でも二流に甘んじるというわけではなくて1.5流くらいを目指すのが良いのではないか。結果と労力が折り合ってコスパが良い。

よほどの天才でない限り、才能は芽生えるものではなく作るものだ。

天才成功する人々の法則に「1万時間の法則」というのがある。
桁外れた天才の人たちは一番時間に及ぶ膨大な練習によって才能が開花したというもの。確かに、一流ピアニストも練習時間は20歳までに10000時間と本で読んだことがある。
1日8時間続けると1年間で2920時間。これを3年続けると1万時間が達成できる。
通常の仕事だと1日8時間は普通のことだから、3年間で10歳2なれちゃうのかな?

天才になるにはこれぐらいの時間が必要かもしれないが、「とりあえず人並み以上にできる」 レベルに到達するだけならば3ヶ月真剣にやればなんとかなるものだ。 この3か月間は、真剣にがむしゃらに取り込まなければならないけれども。

ビジネスはチームワーク

もしも何かスキルを身につけ、そのスキルを活かして何かをしたいと思ったら、あなたとは違う能力のある人を雇う、任せる、パートナーを増やすなど、関わる人をどんどん増やしていきましょう。

何からでも学ぶ

「事実は一つ、解釈は無限」

結果が出せないことは失敗ではなく、面白い勉強の機会になるのです。そこから何かを学び、何度もやり直して最終的に回収していけるスタイルに持っていく粘り強さが大切。今日できなかったことを明日できるようになること、それが成長です。

事実としては1つのことでも、解釈次第で学びの機会となるのだ。

やりたくないことを明確にするというのも方法

「やること」「やりたくないこと」の基準は、それをして自分が楽しいかどうか、テンションが上がるかどうかで決めてみる。

テレビや新聞はいらない

テレビのニュースですら、早送りができないので効率が悪い。
自分に興味のことまで垂れ流しで聞かなければならない。
文字になったものを読んでしまえば一瞬で終わるのに、テレビだと時間がかかる。


その他の読書メモ

2018年7月14日土曜日

【読書メモ】 人生にゆとりを生み出す知の整理術/pha著 大和書房 2017年

【読書メモ】 人生にゆとりを生み出す知の整理術/pha著 大和書房 2017年
ISBN 978-4-479-79620-6読書メモ 人生にゆとりを生み出す知の整理術

楽しめなければ覚えられない

人類最大の敵は「めんどくさい」だ

中間や環境の力を利用して、無理なくなんとなく続けることができるようにすることが必要だ。

たまに血の汗を流すような努力をずっと続けることに成功している人がいる。 そういう人は特殊な例外だ。
そういう人は頑張って苦しむこと自体が好きな「頑張りマゾヒスト」の性癖があるだけで、普通の人がそれを真似しても苦しくて潰れてしまうだけだ。

勉強を楽しみながらやることができる方法を考えるべき

人間の習慣というものは変えられる。一旦、習慣になってしまえば、なんとなく普段から努力をしなくても続けられるようになるものだ。一旦、習慣にしてしまえば、後はそんなに努力をしなくてもなんとなく続けられるようになる

習慣を変えるにはまず周りの環境を変える。
人間の行動はかなりの部分、周りの人間によって作られているものだ。

人は自分の意思で環境を変えていくことができる生き物だ。

勉強というのは、知識を整理して自分の中に取り入れる行為だ。
日常の些細な行動は自分の意思で変えていくことができるものだ。
些細な行動の積み重ねはやがて運命となって自分を変えていく。


人生というものそのものを、ゲーム感覚で生きるという考え方もありだ。
人生というのはゲームのようなものだ。人生は世界最大規模でやろうと思えば何でもできる自由度 MAX の超オープンワールドゲームだから、プレイ出来る限り、思う存分楽しまないと損だ。

楽しむためにはまず余裕が必要だ。

考え方を変えてみると余裕が生まれてくる。
例えば、自分が宇宙人だと思って、むかつく奴のことを、地球というゲーム上で動いている出来の悪いAIだと考えてみるとか。

自分は既に2年前に死んでいて、今あるのはゲーム内のボーナスステージだから、ラッキーなのだ。と考えることもできる。


人間の体というものは、自分に必要なものはおいしく楽しく感じることができるようにできているのだ。

勉強楽しい趣味だけど、その良さがわかるまでには、なれや訓練が必要な少しハードルが高い趣味だ。
勉強という趣味の良いところは、一生楽しめて役に立つことだ。

「楽しんでる人の脳」をコピーしよう

よく分からないながらも、ずっとやり続けているとだんだん慣れてきて楽しみ方がわかるようになる。
楽しくなるまでに脳を慣らして鍛えなければいけないものは結構ある。だけど、楽しくなるまでに時間がかかるジャンルほど、一旦ハマると奥が深くて面白かったりする。

とにかく書く

「言葉にする」力は偉大だ
何か思いついたことや考えたことは、何でもすぐ Twitter やブログに書くことにしている。
過去の自分のブログやツイッターを読み返すのが好きだ。
文章を書くときは、勢いで書くのもいいけれども、書いたものを人に見せる前にちょっと寝かせてから読み直すのも良い。
少し時間をおいてから見ると、「説明不足だから、もう少し書き足そう」とか、「ちょっと考えが偏っているかもしれない」と客観的に調整をすることができる。

自分が書いたものを読むと、過去や未来の自分とやり取りができるので、一人でいながらにして誰かと相談するような効果が得られるのだ。


記憶について

記憶されるまでのプロセス

1.興味を持つ
2.読む
3.覚える
の3ステップをとる。
まず、興味がなければ人間は覚えられない。
覚えようとするためには、まずは興味を持とうとすることが大切だ。

面白くないものを覚えなければならない時は

「自分にとってどんなに面白くなさそうな物事でも、それを面白がってやっている人間がたくさんいる」そして、それを面白がってやっている人を見ることでその世界の空気を掴むことを目指そう。

初めて勉強する分野では、そのジャンルについて書かれた漫画を読むということも一つの良い方法だ。

全く知らないジャンルについて勉強する時は、そのジャンルに関する本を最低3冊は読むようにしている。一冊しか読まなければ、その本のまる覚えしかできないが、複数読むことで自分の言葉として理解することができるようになる。

記憶を強めるテクニック

ノートを読み返す
ノートは書いただけでは意味がない。ノートは何度も読み返すために取るのだ

フローの段階で書き留めた雑なメモは、時間が経つと自分でもどういう意味か分からなくなってしまうので、できるだけ早いうちに、遅くとも数日以内に記憶のフローからストックに移すための作業をしよう。

復習というものは、長時間にあるよりも、短時間のものを何度も繰り返した方が記憶に定着しやすい。

ぼーっとする時間も必要
記憶をするためには、何もせずにぼーっとする時間も必要だ。
頭の中で新しい情報を消化して自分のものにするためにはしばらく時間が必要なのだ。そのために、何もせずにぼーっとする時間というのは必要なのだ。

とにかく見る、目につく用にする
勉強したいジャンルのことが自然に目に入るようにする方法として、そのジャンルをつぶやいている Twitter アカウントをフォローするという方法がある。
フォローする Twitter アカウントは、人間ではない bot でも構わないし、良いのがなければ、自分で bot を作ってしまう方法もある。
プログラミングができなくても bot を作れる「twittbot」というサービスもある。


人間というものは刺激にすぐ慣れてしまう。部屋の中の目立つところに紙を貼っても、2週間もすれば慣れてしまって、いつのまにか自動的にそれを無視するようになっている
なので定期的に変化をするようにしなければならない。

勉強するためには電子書籍ではなく紙の書籍が良い。
電子書籍の場合は、どの本もフォントは同じで、重さも同じだ。
紙の本であれば、フォントやレイアウト、本の重さ手触りなどがすべて異なるので、異なった印象として記憶に残りやすい。

本の中に必要な部分の割合は?
買った本の中に一箇所でも「へー」とか「ホー」っと思うところがあればその本が十分価値があったと思うべきた。
一冊の本の中に、三つぐらいいいフレーズが見つけられれば大漁だ。

本で最も伝えたいエッセンスというような内容は、どんな本でもだいたい20ページあれば足りるものだ。
でも20ページだと本としては薄すぎて売れないので中身を書き出して200ページぐらいのものを作っているというのが実情だ。
だから、全体の1割にあたるエッセンスの部分さえ読めばいいという考えもある。

自分と趣味や思想の合わない人間の言っていることでも、エッセンスだけを取り出すとそれなりに理にかなったりするから勉強になる。


メモは読み返して情報を頭に定着させるためにとる
書くことで覚えることができる

雑なメモでもそれ用に作ったブログに投稿してみる
人に見せることを考えていないのに、なぜわざわざ誰でも見られるブログに投稿するのかと言うと「ブログだと残りやすい(ノートやメモだとすぐなくしてしまう)ということと「後で読みたくなった時に検索して見つけやすい」ということが挙げられる。
Google で、本のタイトルとブログのタイトルを入力すれば簡単に見つけることができる。

読書について

読書メモを取る時には、読書メーターやブクログなど、読書記録を付けられる Web サービスを利用するのが良い。記録をウェブに残しておくと、後から読み返したくなった時に検索するとすぐに出てくるから便利だ。

読者というものは、たくさんの文字列の中のどの部分に自分が反応する探ぐっていくというものだ。

人間には自分が見たいものしか見えないという特性がある
自分に本当に必要な本というものはすごく面白く読めるものだ。

書店で本棚の前に立って本のタイトルをざっと眺めているザッピングをする時、不意になんだか一冊の本と目が合うような瞬間がある。
ちなみに、私は本が光って見える。

脳というものはすぐに刺激に慣れてしまうので、同じ場所にばかり行っているとそこにあるものを見慣れてしまって新たに脳に情報が入らなくなる


勉強ノートをとる時にも、できるだけいろんな書き方をして、記憶のきっかけを作るようにしている。


情報のアウトプットの仕方

「軽いアウトプット」のコツはとにかく気軽にアウトプットすること。
とりあえず手の届く小さなことから、でたらめでもいいからやってみるのが良い。

Twitter だと140文字という文字数制限があるので、もともとちゃんとした文章を書かなきゃというプレッシャーがないので気軽に文章をアップロードすることができる。

「色々なことを深く考えたい」「考えたことや調べたことをできるだけ覚えていたい」と、そういった理由でブログに文章を残し続けている。自分のブログを読み返すと、自分がどういう思考を辿ってきたのかとか、どういうことに興味を持って生きてきたのかという変遷が全部分かるようになっていて楽しい。

ブログを、自分の脳の拡張の思考ツールとして書くという事の方が重要だ。
この場合、人に読んでもらうということを意識はするのだけれども、これはあくまでも二次的な目的となっている。

人間の脳というのは結構すぐに色々忘れてしまう。だから、考えたことや新しく知ったことを文字にして書き残しておけば、後で読み返した時に、再び前に考えた時の思考や知識を蘇らせて活用することができる。
と言っても、起こったことのすべてを詳細に書いておく必要はない。ちょっとした要点や要素だけでも書き残しておけば 、その断片をきっかけとして色々なことを思い出すことができる。

ブログに載せてネットに公開することの利点として、「データが失われにくい」「検索しやすい」という利点がある。

ネットに公開しておけば検索の対象となるので、「自分のブログ名 。。」という言葉で Google から検索すればすぐに目的の文章を見つけることができる。


他人に教えると理解が深まる

ブログは「他人に見られてもいい自分用の勉強ノートだ」

他人が読むかもしれないと思うと、誰が見てもわかりやすいようにちゃんと説明しようという意識が生まれる。そして、むわかりやすい文章を書くためには概念の整理や的確な言語化などの作業が必要になって、そうした作業をすることで自分自身の理解も深まるのだ。


他人からの反応で知識が広がる

インターネットには、自分より知識がある人もない人も、どちらも無数にいる
「知らなかったです」「勉強になりました」と言ってもらえると履くのに張り合いがでるし、「ちょっと違いますよ」と詳しい人が指摘してくれることで、知識が広がったり自分の視野が偏ってることに気づかされたりするのもありがたい。

「自分には発表するだけの知識がないから」と遠慮することはない。

ネット上のテクニックとして「素直に聞くより煽った方が必要な知識が手に入る」というものがある。
「〇〇について教えてください」と素直に書くよりも「〇〇は△△なんだよ(間違った知識) 」偉そうに書いた方が「そうじゃない□□だ」とか「もっと勉強しろ」のように、怒った人が詳しく丁寧に教えてくれるというものだ。あまりやりすぎると感じが悪くなるが、インターネットというのはそういう性質があるということを知っておくと便利だ。

人に読ませる小技

例えば宅建に興味があるとしたら、 Twitter のプロフィールハンドルネームに「宅建」という文字を含ませておいて、他の宅建に興味がありそうなアカウントをフォローするのだ。そうすると相手からもフォロー返しをしてもらえる。こうしてフォローを増やしたアカウントで、さりげなくブログを更新しましたと言う告知をするとフォロワーがブログを読んでくれるので、アクセスを増やすことができる。
なかなかの技やな


迷ったら匿名で書いてみる

Twitter やブログに書くよりも、 匿名の人たちがたくさん集まっているWeb サービスに書くほうが手軽にいろんな人に読まれやすい。
・5ちゃんねる(旧 2ちゃんねる)
・はてな匿名ダイアリー
・発言小町

はてな匿名ダイアリーは基本は日記なのだけれども、日記という枠にとらわれず、結構みんな好きな内容を書き散らしている。

発言小町は、ユーザーに主婦層が多く、家庭の悩みや子供の悩み、近所付き合いの悩みなどが多く投稿されている。家庭や人生に関わる意見は、ここに書いてみるのもいいかもしれない。

匿名でネットに書いていると、表に出せないような一面を出したり、言えないような意見を言えるからネットは面白い。なので、ネットをヘビーに使うなら、ハンドルネームか匿名にすることをおすすめする。


アウトプットの3段階

何かをアウトプットするという行為は、
1.アイデアを出し
2.構成を考えて
3.実装する
という3段階がある。

アイデアを出したい時は、一人ブレインストーミングをやってみる

構成を考えるとは、同じようなものをひとまとまりにするクラスター作りをやることだ。

文章は、最初と最後に注力

ちなみに文章というものは、最初と最後がそれっぽい感じになっていれば、中間は適当に雑な内容を並べていても意外とバレないものだ。なので最初で最後に注力しよう。最初の最後はしっかりするべきだ。

見直しをする際は、自分で書いたもの他人の視点になったつもりで見ることが大切だ。

ブログや Twitter に何かを書くときは、50パーセントぐらいの完成度で適当に出してしまったりする。

とにかく真似からはじめてみる

何かを始める時に、とりあえず他人を真似るということは良いことだと思う。 真似るときは「形を真似るのではなく、気持ちを真似る」ということが大切だ。
誰も「無」から何かを作り出すことはできなくて、全てのものはそれ以前の何かの影響の集合体だ。

世の中に面白い本や文章はたくさんあるけれど、時々その中でも、「これは分かる」「なんかしっくりくる」「この人は自分の仲間だ」という感じで、自分に特にぐっと迫ってくる種類の文章があるはずだ。
そういう本は、著者と自分の 脳のタイプが似ているのだ。ものの考え方や感じ方など、脳の使い方が自分に近いから、強く「わかる」と感じるのだ。そういうものを真似るとやりやすい。


いいアイディアは休んでいる間に

大体の場合、いいアイディアというものは、一生懸命何かをやってる時ではなく 、一旦考えるのを止めて休んでいる時に、ふっと出てくるものだ。
考える材料を全て頭の中に入れなおしてから休むことが良いアイデアを読むコツである。

勉強した内容は、勉強してすぐよりもちょっと時間が経ってからの方が理解が深まる、ということが脳科学でも言われている。
これは、「レミニセンス効果」と呼ばれている。無意識の部分で情報が記されているのだそうだ。

どうしたら解決できるかわからないような悩み事も、一回寝てから考え直してみると、意外とあっさり突破口が見えたりする。

物事を練習するということは

1.できないことをできるようにする
2.意識すればできることを無意識にできるようにする
の二つのものがある。

私が何かを書くときは、大体自分の中の何かを終わらせるために書いている

天才と呼ばれるような人は、大体ものすごくアウトプットの量が多くて、その中では駄作もたくさん作っている。


何かよくわからなくなった時は、とりあえず言葉にしてみよう。

最初はうまく言語化できなかったとしても、適当に喋ったり書いたりしてるうちに考えがまとまってくることがよくある。
行き詰まったら、とりあえず書くか話すかをしてみよう


やる気がなくても、とりあえず机に向かってノートを開く

ということをやってみる。
物理的な姿勢というものは気持ちに影響するので、やる気が出てくることがある。

実際は行動を起こすとその後からやる気が湧いてくる事の方が多い。

机に向かってノートを開いて、それでもやる気が起きなかったら、ノートを開いてダラダラしていよう。それすら嫌な時はノートを持つだけでも良い。そして「今日はやる気がしなかったけれど、机に向かうところまでは頑張れた」と自分を褒めてやろう。

やる気を起こすためにはお金を使ってみるということも大切だ。

金を使うと「元を取るために何とかしなきゃ」という気持ちが湧いてくる。

自分の死や人生の最後を意識してみる、
自分が言う間だと考える究極の方法。全ての人間は、執行時期がわからない死刑囚のようなものだ。
残り時間が短いから、これだけやっておこうと考える。

どうしてもやる気がしない場合は

どうしてもやる気がしないのは、自分は本当は「それをやらなくていい」と思っているからではないだろうか。
「本当に自分はそれをやりたいと思っているのか?」「やる必要があるのか?」「誰かに強制されていないか?」「意地でらなきゃいけないと思っていないか?」 と考え直してみよう。

スケジュールを守るためには

スケジュールを守るために一番大切なのは、仕事をすごいスピードでこなす能力ではなくて、見栄を張らずに自分のありのままのダメさを認められる心の強さなのだ。
確かに、できないことを引き受けるのは迷惑この上ないことだと思う。

大変なことやりたくないことにぶつかってしまった時は、

大変なことやりたくないことにぶつかってしまった時は、とにかくそれをばらして細分化してみる。そして一番やりやすい所からやってみる。そうしていくと残りはだんだん減っていく。残りが少なくなっている時は、一番大変だった部分も案外楽にできることもある。


やるべきことを忘れないために

ノートにとりあえずやることは全部文字にしてリストアップすること。「何をすればいいんだっけ」と迷ったら、ノートを見てわかるようにしておく。
炊き出しおけば、何をすればいいのか考えなくていいし、覚えなくてもいいから頭の中が少し楽になる


決められたスケジュールをこなし続けるなんてつまらない。予定を守るだけならロボットにだってできる。気分次第でやることを変えていけるのが人間の良いところだから。


注意書き

これは読書メモです。要約などではありません。自分が気に入ったところを抜書きしたり、思ったことを追加したりしています。
なので、書き留めていないことも多いのです。
この本に興味を持たれた方で、より詳しく中身を読みたいという方は、原書をお読みください。



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