2012年10月19日金曜日

【読書メモ】脳も体も冴えわたる1分仮眠法 [ 坪田聡 ]

仮眠は座ったまますべき
 姿勢は楽であればどんな座り方でもよいが、横になってはいけない。
 横になって寝ると深く寝過ぎてしまうので目覚めない。

仮眠は30分以内
 長く寝ると眠りが深くなり過ぎるので。

例え1分間の仮眠でも、回数を増やすと効果がある
 目をつぶるだけでも、視覚から入る刺激がなくなるだけでも脳を休めことができる。
ノンレム睡眠でも深さが4段階あり、1段階で覚醒させると「眠った感覚」がなく、2段階で覚醒させると眠った感覚はあるという。

眠気のピークは、1日2回、午前2時~4時頃と、午後2時~4時頃にやってくる。
仮眠は、眠気をためてからとるのではなく、眠気が出る前にこまめにとったほうが効果的。

寝だめはできない。それまでの睡眠不足の蓄積の解消はできる。

平均睡眠時間が1日7時間くらいの人が一番長生きする。

体温が上がって、下がるときに眠気がくる。
 唐辛子などは、一時的の体温が上昇して目が覚めるが、体温が下がるときに眠気がくるので注意。

週末は長めの仮眠で睡眠不足を解消する。
 90分くらい
 起床時刻を90分遅くするか、
 起床時間を一定にして、昼間に仮眠するか。
 それ以上寝ると、睡眠のリズムが狂って、週明けが厳しくなる。

睡眠不足になり、睡眠の負債が増えると睡眠の質は高くなる。

仮眠で大切なのは「回復している」という意識
 仮眠は短時間なので熟睡することはできない。ウトウトするくらい。



睡眠ホルモンといえばメラトニン
朝起きて、太陽の光や2500ルクス以上の光を浴びると一気に分泌量が減る。
 なのので、光を浴びると目覚めるということか。
 また、夜に強い光を見ると、メラトニンの分泌量が減るから睡眠の質が悪くなるのか。

朝、光を浴びてから14~16時間後にメラトニン分泌量がピークを迎える。

2500ルクスの光を浴びるには、曇の日でも外に出れば十分。


朝起きたら、まずコッブいっぱいの水を飲む
胃腸が働くことで、覚醒する。

シャワーを浴びることでも覚醒する。


睡眠物質「アデノシン」は眠らない限り増え続ける。
カフェインは、アデノシンを減らすのではなく、アデノシン受容体をブロックするだけなので、カフェインが代謝されれば眠気が戻ってくる。
カフェインは、長くて4~5時間、若い人など代謝が早い人は1~2時間で覚醒効果がなくなる


成長ホルモンのシャワーは、深いノンレム睡眠のときにしかでない。
睡眠時間が足りていないと、成長ホルモンが十分に分泌されない。
また、成長ホルモンは夜10時~深夜2時にかけてが最も分泌されやすいので、この時間帯にぐっすり眠ることが成長に良い。
成長に良いだけでなく、壊れた細胞の修復などの効果があるので、お肌の美容などにも良いらしい。


寝る前にした暗記物は記憶に残りやすい
レム睡眠のときに、記憶として残すものとそうでないものの取捨選択が行われている。
寝る直前に覚えたものは、寝るまでに他のことに接する機会が少ないので、記憶に残りやすいのだと。


昼間の仮眠は、夜の本当の睡眠を補うもの
なので、日中の仮眠は浅めにして、夜をぐっすり眠られるようにすべき。



深部体温が下がると眠気が感じる。
深部体温を下げるために、風呂や軽い運動などで体温を上げると良い
そのあとは、一気に体温が下がって深部体温を下げることができるので、よく眠ることができる。


睡眠の質を高める2つの原則
・いつも同じ時間に起きること
・眠くなってから布団に入ること
 多少睡眠時間が制限されたほうが、睡眠の質は高まるのだとか

寝る前にやってはいけないこと
・カフェインをとること
・食事をすること
・強い光を浴びること
・タバコを吸うこと
・酒を飲むこと
 アルコールを飲むと、寝付きは良くなるが、アルコールを分解するとできるアセトアルデヒドに覚醒効果があり、眠りを浅くしてしまう。
 ちなみに、不眠症や睡眠障害を患っているときには、アルコールを飲むと必ず悪化します。

寝る部屋は暗いほうが良い
光があるとメラトニンの分泌が少なくなるから。
どうしても光が欲しければ、暖色系のフットライトにして、目に光が当たらないようにするべき。
 赤のライトなら、メラトニンの分泌抑制が少ないと、別の本で読みました。


徹夜しなければならないときは、20分ずつの仮眠を何回か取るべき。


睡眠、健康


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