2020年2月21日金曜日

【日帰り全身麻酔で鼻の手術体験】1回目の手術当日

東京都中央区京橋にある鼻のクリニック東京で日帰りで全身麻酔して鼻の手術をしてきました。
2回に分けて行う手術のうち1回目、鼻中隔湾曲症矯正術 + 内視鏡下下鼻甲介手術 です。

受付

受付は8:00-8:15に来てくださいとのこと。
ただし、ビルは7:30からしか開かないので、あまり早く行き過ぎると待つのが大変。
到着時間の調整が難しいな。

受付10分前の7:50に到着
受付はまだ開いてません。ビルは開いているので廊下で待つ。
すでに2組到着していて3番目。
廊下にはイス3脚しかない。座れない人は立って待つ。

余裕をもって早く来れば損かな。なんて思ったら
7分前の7:53に受付は開いた。結局3分しか廊下で待たず。

まずは、簡単な問診
最後に飲食した時間などの確認。

手術まで

受付を済ませて中に入る。

個室

準備したり待機したりするための、個室あり、案外広い。綺麗な部屋です。
ドア付きのちゃんとした個室だ。大部屋をパーティションで区切っているようなものじゃない。
個室には、ちょっとしたテーブルあり、コンセントもあるので、スマホの充電も可能
携帯電話、スマホの使用規制も特にないようなので、ノートパソコンだって使えちゃうぞ。

日帰り専門の病院なので、テレビや冷蔵庫はない。
ベッドはストレッチャーのみ。幅は狭いので快適ではない。でも、泊まるのではないから問題ないか。

洋服掛け、鍵付きのセキュリティ金庫もある

部屋には時計がないのがびっくり

持ち物で有ったほうが良い物、箱ティッシュ。ティッシュペーパーは結構消費します。
鼻のクリニック東京では部屋に箱ティシュが1つありましたが。

手術の準備

手術着に着替えて待機

看護師さんが来ての確認
体温、血圧、血中酸素飽和度など測定して問診

麻酔科の医師がきて挨拶
「本日担当する○○です。よろしく」という挨拶程度で瞬間
でも、麻酔科の人まで顔を出してくれるってすごいじゃないですか。
麻酔は重要ですからね。

耳鼻科の手術で、手術本体が命に関わることは殆ど無いでしょうから、麻酔は重陽ですよね。全身麻酔は間違えば命にかかわりますから。
正直、今回の手術で、心配の要因は全身麻酔だけ。
「全身麻酔でやりたい」と言いながら、全身麻酔が心配というのは矛盾しているが、友人である医師から、麻酔医が複数の手術を掛け持ちしていて失敗したとか、長時間の手術で途中で飯を食いに行っていて失敗という話を聞いたことがありますので・・・。失敗というのは植物状態になったり亡くなられたということ。恐ろしい話やね。その友人である意思曰く「まあ、こんなことがなかったら、全身麻酔で失敗することってほとんどない」ということらしいわ。

8:30執刀医、「体調は大丈夫ですかね?」程度の確認

名前入りのリストバンドをつけて準備完了


いよいよ手術

手術中は、付添の人は、外出せずに病室かラウンジで待機が必要とのこと。

呼ばれて、いよいよ手術だ。

手術室には歩いて入る。帰りはストレッチャーに寝転んで出てくるらしい。

歩いて手術室に入るってなんか勇気がいる・・・

この歳まで手術というものをしたことがないのです。

麻酔も傷口を縫うときの局部麻酔と歯医者の局部麻酔くらいいか経験無し

手術室は壁一面に大きなモニター
そこにCT画面やらバイタルやらいろいろな情報が表示されている。
「おー、すげー、近代的っ。これだ情報が表示されてから間違えもないか」
とか思った。
(鼻のクリニック東京のWebサイトに手術の写真があります。)

手術台に寝転んで、
心電図などをつけ、点滴を刺したら、酸素マスク。
「今から、眠くなる薬を流しますね」
という言葉に、「絶対に目覚めさせてね」という気持ちを込めて(通じたかどうかはわからんが)
「お願いします」と言う。

で、匂いのある気体
「深呼吸してください」
あとは記憶が無い。

夢を見ました。
声をかけられ起こされたのは手術室の中。
見慣れぬ光景に、「まだ夢か」を一瞬思った。
が、「ああ、目が覚めたのか」と認識

手術は1時間ほどで終わった。

手術台の横に並べられたストレッチャーに自分で移り、そのままストレッチャーで病室へ

全身麻酔から目覚めるの早いですね。手術終了後本当にすぐに麻酔から覚ます。

手術後の経過観察

イメージは、徹夜明けで、睡魔を我慢している感じ。気持ち悪さとかは無い。

全身麻酔中に口に呼吸を補助する管を入れる関係で、午前6時から水も飲めなかったので喉がからから。
でも、30分は水も飲めないというので、とりあえず、30分寝る。

看護師さんがペットボトルの水を持ってきてくれたので、水を飲んで、気分が悪くなったりしないか確認

ご飯は、さらに30分後に食べてくださいとのこと。なのでさらに30分寝る。

看護師さんが言うには、
お昼ごはんは、子供さんならガッツリ食べられるらしいけど、大人の場合は鼻の詰め物があって味覚が変わるので案外食べられない人が多いようだ。

11:30ご飯を食べて確認。
手術直後にはあまり何も食べられないだろうからと、妻が手間をかけて作ってくれた炊き込みご飯のおにぎりを頂く。
鼻に詰め物をしているので違和感はあるが、心のこもったものは、いつ食べても美味しいわ。

ここまで、痛みゼロ。麻酔がよく効いているんだね。

お昼ごはんを食べたあと、少し違和感程度の痛み。でも全然苦にならず。

痛みは殆どないが、念の為昼食後に痛み止めのロキソニンを飲む。

口と鼻が動くご飯を食べることを確認して、トイレに行くのも大丈夫と確認して、14時まで様子をみて退院となった。

手術当日の帰りは、乗り合いの公共交通機関の利用禁止なので、タクシーで帰宅。

その他の設備

付添の人用のラウンジが五階にあるそうです。朝9時から13時まで使用できます。飲食も可能なようです。

トイレもめちゃめちゃ綺麗

支払い

この日の支払いは80,750円
手術の日の費用のみクレジットカードが利用可

帰宅後

鼻の内側の傷口は縫うことはできないので鼻の穴に太めの綿のタンポンのようなものを詰め込んで圧迫止血している状態。

単なる綿ではなくと、通気用に中心部にパイプがあるのだが、穴は細く詰まる。

これを1週間詰めたままにするので、鼻では呼吸できでず口呼吸をする必要があるとのこと。
これは事前に聞いていて覚悟はしていた。
今のところ、口呼吸の苦しさはないのだが、辛いのは鼻水

痛いのは痛み止めで抑えることができるが、鼻炎の鼻水は予定外。

鼻の穴を塞いでも、アレルギー性鼻炎のアレルゲンは口からでも目からでも入るようで、鼻炎の鼻水は容赦なく発生する。また、鼻への詰め物も刺激となって鼻水はでるそうだ。

しかし、鼻水はでても詰め物のため鼻を噛めない。鼻水は出ないで鼻の中に溜まっていく。これがとてつもなく辛い

詰め物を染み出して漏れてくる液体を、鼻の下側にガーゼ(とは言っていたが、実際は不織布)をあてて受けているだけ。
鼻の中に鼻水はたまり続ける、その刺激で涙も出続ける・・・
まあ、ドライアイは緩和したが・・・

帰宅後、夜19時頃までは麻酔も残っているのかよく寝られた。
しかし、横になっていると鼻の中に鼻水が溜まって深い。起きている方が少しでも下に染み出して排出されるので楽。
というわけで、座ってこのブログを作成。

夜、23時過ぎに、痛み止めのロキソニンを服用
少しだけ痛みがいるので。

手術当日のである今日は、お風呂もシャワーも禁止。食事制限は特になし。
ただし、アルコールの摂取、タバコ、運動、飛行機の搭乗は4週間禁止です。

  • ルリッド錠150 抗生物質 朝、夕
  • デカドロン錠0.5mg 副腎皮質ホルモン(ステロイド)。抗炎症、抗アレルギー 朝
  • ロキソニン 鎮痛剤 6時間以上の間隔を開けて頓服


手術を考えている人へのアドバイス

手術を検討している人にアドバイスできることとすれば、季節性のアレルギー性鼻炎なら、鼻炎の症状のない時期に手術をすることをおすすめします。

手術に持ち込むまでにはいろいろな段階があるので時間が思っている以上にかかり、私の場合は狙いよりも遅くなり、鼻炎の真っ只中での手術となりました。これはかなり辛いです。

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