2009年12月20日日曜日

パスワードを安全に紙に書いて持ち歩く

 パソコンやネットワークを使用しているとパスワードが必要になる。安全なパスワードは覚えるのが大変だ。
 パソコンのみで使うのならパスワード管理ソフトを使うという手もある。でも、モバイルで携帯電話からアクセスする時などは、やはり複雑なパスワードは紙にでも書かなければ覚えてはいられない。

 でも、手帳などの紙にパスワードを書くしかないのだけれど、そのままパスワードを書き留めると手帳が盗難などに遭った時に超危険だ。なので、安全にパスワードを紙に書いて持ち歩く方法を考えてみた。

一部を記載する

全部書くから危ないので、-部だけを書いて-部を覚えるというのはどうでしょう。

 一部だけは、紙に書かない「共通フレーズ」を使用して、それ以外の部分だけ書くというもの。

例えば、
  パスワード本体 nt7otaotaq6
をotaotaを共通フレーズにして、記載すると「nt7--q6」となりますね。

さらに別のパスワードは
  ray7t---と書けば、ray7totaota
  -nwqy4と書けば、otaotanwqy4
などを表せます。
 これだと共通フレーズがわからないとログインしたりできないので安全性が増します。

 共通フレーズを表す部分が「-」とか「*」とか複数使って、連続する個数は関係ないと決めておけば
  「nt7otaotaq6」というパスワードは
  nt7-q6
と書くこともできます。連続する個数を無視しているので、パスワードの文字列数が隠せますね。

また
  nt7*-q6
と書けば、これそのものがパスワードとも思えて、なかなか本当のは見破れないでしょう。


このように、-部だけ記載方式でも、手帳の盗難を知ってから、自宅に帰ってパスワード変更するまでの時間くらいは十分稼げるでしょう。

さらに文字列をシフトする

「例え-部でも、パスワードを晒すなんてとんでもない」という人は、さらに「文字列シフト」をしてみましょう。

 1234を各桁から引くという操作を考えてみましょう。桁の繰り上がり繰り下がりを無視することにした方が楽ですよ。

 例えば8586という暗証番号の、一番はじめ(千の位)から1を引き、次の位(百の位)から2を引き、次の位から3を引き・・・
 とすれば
  7352
となります。使用する時は逆に各桁に1,2,3,4とカロえていきます。(多くの人は足し算の方が得意なので、作る時に引いておいた方が楽ですよ。)

桁が4桁を超えるものは、ローテーションして同じ操作を繰り返せばよいですね。

アルファベットにも順番があるので、応用ですまね。
  nt7otaotaq6
というパスワードを1234シフトで隠すなら
  Inr41sylpzo3
となります。

一部隠しと、文字シフトを組み合わせる

では、一部隠しと、文字シフトを組み合わせてみましょう。

 これまで使った
  nt7otaotaq6
というパスワードに「otaota」という共通フレーズを使って、共通フレーズ記号に「*」「/」「-」を使うと

  nt7*-/q6
とか表せます。これの「*」「/」「-」以外の桁を1234でシフトさせましょう。

すると
  mr7*-/m5
と表せます。

複雑すぎるならちょっと手抜き

「1234」と文字シフトするのだけでも結構面倒。しかも「5419」とか順番ではない番号にしてしまうとさらに面倒です。

 逆に全てを「3」ずらすとかで簡単にすることもできます。
 さらに、アルファベットはそのままで数字だけずらすとか、いろいろ応用が考えられます。

まとめ

どちもそうなんですけれど、

  • 変換ルールの一部は紙に書かずに覚えておいて、パスワード情報の一部のみを記載する。
  • 覚えることは共通にして記憶の負担を減らす。

ということですね。

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