2018年2月12日月曜日

東京新宿バスタから新宮までの夜行高速バスの乗車体験記

東京の新宿バスタから和歌山県新宮市まで夜行高速バスに乗る機会があったので、GPSの
ログなどを取ってどのように走っているのかを探ってみました。

このバス路線の概要

東京から、三重県南部、和歌山県の新宮市と勝浦温泉まで直通運行されている夜行高速バスです。

東京から新宮まで向かう高速バスの時刻表


和歌山県の新宮市や勝浦温泉と言えば、紀伊半島の先端。
大阪からでも名古屋からでもJR特急を使って3時間半掛かります。
東京からでは、新幹線で名古屋乗り継ぎ、おおよそ8時間の旅
昼間に移動すればそれだけで1日を使ってしまう辺境の地ですな。
東京からの所要時間ではハワイ旅行に匹敵してしまいますね。

というわけで、寝台特急紀伊号なき今の時代、このバス路線は、夜寝ている間を利用して、乗り換え無しで効率よくこの地域に移動する手段として欠かせないものです。

新宿バスタ

このバスは三重交通と西武バスの共同運行されていて、もともとは南紀勝浦温泉から東京池袋駅までの区間を走っていたのですが、横浜YCATに止まるようになり、埼玉県の大宮発着となり、そしてついには新宿バスタにも止まるようになりとても便利になりました。

昔は4列シートの乗り心地の悪いバスでしたが、そのうち3列シートになり、今回の乗った時には、シートと通路の間にカーテンがついてしました。これで、寝ている間のプライバシー感もバッチリです。どんどん快適になっていますね。一般道区間がそれなりに長いので、車内には小さいながらもトイレがありますから安心です。

東京-新宮間を走る高速バス車内

カーテンを閉じるとこのようなお隣席は見えません。
乗務員さんが乗客を確認できるように丈夫はネットになっています。


東京から新宮まで

新宿から新宮までの間 GPSデータから作ったタコグラフ

22:05定刻通り、新宿バスタを出るとバスは、西に向かい、都庁付近から首都高速4号線に乗って、都心環状線、浜崎橋ジャンクションを通過して、首都高湾岸線で横浜に向かいます。

 横浜YCATで客を乗せて、狩場インターチェンジから保土ヶ谷バイパスに乗り、横浜町田ジャンクションで東名高速道路に乗ります。
00:14-00:30 足柄サービスエリアで第1回目のトイレ休憩。

足柄サービスエリア出発すると、御殿場ジャンクションから新東名高速道路に入り、浜松サービスエリアで乗務員交代のための停車をします。
浜松サービスエリアでは乗務員交代のみのため、乗客がトイレに行くことができません。
ちなみにこの停車時間は、 GPSの記録では 02:15-02:17の2分間だけでした。本当に乗務員が交代しただけなんですね。

バスはこの後、 新東名高速道路、伊勢湾岸道、東名阪自動車道、伊勢自動車道を通って、伊勢自動車道の安濃サービスエリアで2回目のトイレ休憩があります。
時刻は 04:14-04:30の16分間でした。

休憩の間隔を見ると、乗務員さんは約2時間ごとに運転を交代していることがわかります。安全運転ですね。

バスは、安濃サービスエリアを出てから、伊勢自動車道、紀勢自動車道に入り、大台大宮インターチェンジで高速道路降ります。

この後、下道の国道42号線を通り滝原のバス停に停車して、 紀勢大内山インターから再び高速道路に乗ります。
この日は紀伊長島町で客扱いがなかったのでしょうか、 停車することもなく進んで行きます。

海山インターを降り、三重交通海山営業所で、06:01から06:09まで停車、下道の国道42号線を走って尾鷲峠を越えます。

その後、尾鷲南インターから高速道路に乗って熊野市まで向かい、06:52に熊野市駅前を通過し、07:00から07:02の間、三重交通南紀営業所で停車し、あとは順調に走ってほぼ定刻通りの07:32に新宮駅前に到着。

速度制限守って安全運転

GPSのログを見ると、横浜町田から四日市ジャンクションまでの東名高速道路、新東名高速道路、伊勢湾岸道については時速80キロから時速90キロ、東名阪自動車道伊勢自動車道については時速80キロ前後、 紀勢自動車道も時速80キロ前後と安全運転をしているようです。

ただ、紀勢自動車道は70キロ制限なんですけどね。ちょっとオーバーか

0 件のコメント:

コメントを投稿