2013年8月8日木曜日

木質バイオマス発電にもの申す

という記事を見かけたのでバイオマス発電について考えてた。

木質バイオマスは環境にやさしいのか???

私には「バイオマス」と称して、発電に木を燃やしていいという理屈がわからない。

木を燃やして発電するのは、石油を燃やす以上に二酸化炭素を排出するし、小規模なので煙などの処理もあまりしないだろう。

結局、同じ量の発電をする場合を考えると、環境には石油を燃やすより有害だろう。
木は、燃やさなければ1000年の間でも、二酸化炭素を固定しておける。
草のように、放置していても腐ってしまい二酸化炭素を環境に放出するものと同じように考えるべきではない。(*1)

さらに、燃料として「木質バイオマス」なるもの、すなわち木材を燃料として海外から輸入などするとなれば、きっと森林破壊につながる。
日本は海外の森林を燃やして電力をまかなっていることになりかねない。

本当に環境の保護を考えるならば、このようなものは認めるべきではないだろう。

ちなみにゴミ発電はOKだ。

ゴミはどのみち燃やさなければならない。
単に燃やすだけより、そこで出る熱を使って発電する。
この分だけ、他の火力発電を減らすことができると考えれば、その分だけ環境に優しいのだ。

でも、木質バイオマス発電は、話しが違う。
燃やさなくてもいい木材を、わざわざ燃やすのだ。
この違いをきちんと区別すべきだ。

*1 草のように短期間で腐って、環境に二酸化炭素を放出するものなら、どうせ二酸化炭素を放出するのだから、燃やして発電しても、余分に二酸化炭素を放出することにはならないでしょ。というのが、バイオマス発電が環境への負担が少ないという前提だ。


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