JR東日本のSuicaの利用履歴データの無断販売に懲りず、NTTドコモもデータ販売をすることにしたようです。
「ドコモ、ビッグデータ販売へ…基地局機能活用」(2013年9月6日20時27分 読売新聞)
少しだけ学習したのは、売る前に拒否方法を公表したことでしょうか。
「モバイル空間統計の実用化および携帯電話ネットワークの運用データ利用について」NTTドコモもHP
ドコモの携帯電話から151に電話すると手続きができるというものですが、こんなにひっそりとしたページ一つで、しかも「拒否しなければ売っちゃうぞー」というのはいかがなものなんでしょうね。
でも、批判をもろともせず、やろうということは、やはりビッグデータの活用を売りにすれば「儲かる」ということなのでしょうか?
ちなみに、携帯電話端末は常に基地局に居場所を通知しているので、携帯電話会社というものは、日本中の多くの国民の居場所をほぼリアルタイムで把握できる日本で唯一の組織なのであります。
ビックデータというもの、それだけで活用するのではなく、他のデータベースなどとも連携して「これまでには得られなかった情報」が得られるのが売りなのですから、逆に言えば、「とんでもないことまで、赤裸々にされてしまう」可能性を持っていると言えます。
確かに、NTTドコモでは、個人情報が特定できないような統計情報として販売するから安全だと説明しています。
この説明で納得して、安心だと思える人は特に何もする必要はないでしょう。
しかし、安全だと言っているのは、それによって利益を得るNTTドコモが言っているだけです。人間の行なうことに「絶対」などということはありません。
安全だ安全だと言っていた原子力発電所だって事故を起こすことはあるのです。利益を得る側だけが安全だと言っているだけでは、少なくとも気持ちが悪いのではないでしょうか。
こんなこと、データを売る側のメリットはありますが、利用される側のメリットは何一つありません。
そこで、早速利用拒否の手続きです。
ドコモの携帯電話から151番に電話します。( 午前9時~午後8時(年中無休))
音声ガイダンスが流れるので「0」番を押してオペレーターにつないでもらいます。
「モバイル空間統計データの利用拒否をお願いします」
とでも言います。
すると、「担当者にお繋ぎします」と人が変わります。
「本人ですか」とか、「電話番号をお願いします」とか聞かれるので、
まあこれは、そのまま答えます。
そして、「ネットワーク暗証番号を入力して下さい」とか言われるたのですが、
(覚えていればいいのですが、覚えていませんので)
とりあえず、
「覚えてないので、今すぐに言えない」
と言うと、
「生年月日でも認証できます」と言われました。
生年月日を言って手続きを完了。
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