JR東日本が、Suicaデータの社外提供を当面見送り
「JR東、Suicaデータ社外提供の再開を当面見送り」
2013年09月24日[ITmedia]
2013年09月24日[ITmedia]
JR東日本が、Suicaデータの社外提供を当面見送りました。
無節操なビッグデータの活用に多数の批判が浴びせられた結果だと 認識しています。
データの利用にはリスクが伴います
データの利用は、利用する人間が増えれば増えるほど、 不正利用のリスクは増加します。
そして、 データの利用が絶対安全だと言い切れることはないでしょう。
そして、
先日も、 テレコムスクウェアから大規模なクレジットカード情報の流出事件 があったばかりです。
テレコムスクウェアだって、 セキュリティを無視していた訳ではないでしょう、でも、 そのことは起きてしまったのです。
JR東日本や、 それを請け負う日立とテレコムスクウェアは違うのかもしれません 。
でも、完璧だという保証はありません。
でも、完璧だという保証はありません。
リスクは利便性などの利益を享受するのと比較して引き受けるもの
テレコムスクウェアの場合は、 クレジットカード利用に伴うリスクが具現化してしまったのですが 、これは顧客が「クレジットカード利用」 という利便性と引き替えに、 ある程度のリスクを引き受けたものと考えることができます。
顧客は、 クレジットカードを利用しないという選択も可能なのだから。
顧客は、
JR東日本のスイカ利用とか、 少し前から話題になっているNTTドコモが行おうとしている利用 履歴を活用した商売は、 顧客にとっては新たな利益が増えるわけではないのに、 危険が増加のみとなってしまいます。
やはり、オプトイン方式によるべきだろう
「このような商売をするな」とはいいませんが、それならば、 利用を承諾した者のデータのみを使用する「オプトイン方式」(* 1)を採るべきで、JR東日本がやろうとしていたり、 NTTドコモが強行しようとしている「オプトアウト方式」(* 2)はやめるべきでしょう。
さてさて、JR東日本は、 批判を受けて態度を改めつつあるのに対して、 NTTドコモはどうするのでしょうか?
企業の倫理観がどうなのかが問われるのだと思います。
企業の倫理観がどうなのかが問われるのだと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿