まあ、逆に、株主優待をゲットするために買ったら株価が上がって徳をしたということあり得るのですがね。
これから紹介する方法を使えば、絶対に株価で損をすることはありません。
但し、株価で得をすることも絶対にありません。
そして、手数料分は必ずマイナスになります。
なので、株主優待が手数料より良いものでなければ意味がありません。
前提として、信用取引ができて、空売りができる銘柄である必要があります。
その方法
権利確定日の寄り付きで- 株式の現物買い注文
- 信用空売り注文
を発注して、同じ値段で約定させます。
寄り付きの板寄せでないと、ザラ場中では同時に発注しても、売りと買いが同じ値で約定するとは限りませんよ。
必ず、寄り付きの板寄せでやりましょう。
権利確定日の翌日に、空売り注文を現物渡しで決済しましょう。
コストについて
こうすることで、株価が上がろうが下がろうが、株価変動では損得なしになります。貸株料を最低限にするために、最終日の板寄せで建玉して、翌日に決済しましょう。長く持っても意味がありません。
配当がある銘柄では、
現物株から配当がもらえますが、
空売りからは、配当金に相当する、信用配当落ち調整金を支払わなければなりません。
なので、配当からは利益が得られません。
また、細かなことですが
信用配当落ち調整金が、現物株の配当金より高めに設定されている場合は差額が必要となります。
なので、コストは
- 現物株の買い付け手数料
- 信用新規売り手数料
- 信用取引、現渡し手数料
- 信用配当落ち調整金 - 現物株からの配当金
- 逆日歩が発生した場合、その支払い
の合計となります。
シミューレーションというか、皮算用
ちなみに、楽天証券のワンショットコートでANAホールディングスの株を2000株(3/17終値223円)で行った場合
現物株買い手数料 358円
新規売り手数料 472円
現渡手数料 無料
となり、手数料は830円
あと、配当の差額と逆日歩がいくらになるかわかりませんが、
これで、株主優待券が2枚ゲットできます。
これを金券ショップで1枚3000円で売ることができれば、5000円位の利益にはなります。
手間を掛けて、50万円の資金を使って、年に2回の機会しかありません。
年利にして2%。これを凄いと思うかどうかは判断が分かれますかね。
実際に発注してみました 2014/03/25
株主優待狙いの発注画面 |
なので現物買い注文を245円の指値で発注しています。
本日の終値が226円なので、明日の寄り付きでいきなり245円になることはないと読みました。
空売りの注文は、成り行きで2000売りです。
3/25の夜、すなわち3/26の寄り付きの前に発注しているので、3/26の寄り付きで注文が執行されます。
寄り付きの株価が245円以下なら、現物買いと売りが同じ値で約定するはずです。
寄り付きの株価が245円を超えれば、売り注文だけが約定します。
その後245円まで下がれば245円で買いが約定します。こんなラッキーな事はないですね。
でも、株価が下がらずに上がっていけは損失を増やしてしまいます。
寄り付きの株価を確認したら注文変更して、即効で買いも約定させます。
うまく行けば、手数料などのコストだけで、株主優待券が2枚ゲットできます。
取引結果です2014/03/27
3/27 現物渡しで、空売り玉を決済
逆日歩は0.50円なので、2000株だと1000円の支払い
手数料をあわせて1830円のコストで、ANAの株主優待券を2枚ゲットできました。
2014/05/15株主優待券が届きました。
早速、ヤフオクで相場を調べてみると、だいたい2枚で6500円位で取引されています。注意
投資行動は、ご自身の責任と判断で行って下さい。何があっても責任は負いません。
参考文献
- 第47回 信用売り(空売り)を使った株価変動リスクゼロの株主優待獲得法とは(楽天証券、2010/09/02)
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