先日、秋葉原の浜田電機をふらっと訪れた際、驚くほどコンパクトな30W PD電源が1290円という破格で売られているのを発見。その小ささと軽さに惹かれ、思わず衝動買いしてしまいました。
![]() |
秋葉原、浜田電機店頭に鎮座する30W電源 |
普段使いのノートPCの電源は40Wなのですが、持ち運びには少々かさばり、重さも気になっていました。ダイソーの20W PD電源では明らかに力不足。もしこのスマホ充電器とほぼ同サイズの30W電源が実用になれば、これは大きなアドバンテージです。期待を胸に、早速試してみました。
![]() |
PD30W電源 パッケージ |
外観チェック:ダイソー20Wモデルとの比較
写真左が今回購入した30W電源、右がダイソーの20W PD電源です。
![]() |
大きさ比較 左が30W電源、右がダイソー電源 |
![]() |
大きさ比較 左が30W電源、右がダイソー電源 |
驚くべきことに、30W電源は20Wモデルとほぼ同じサイズ感。むしろ、ほんのわずかに小さいかもしれません。
![]() |
PD30W電源の重さ 51g |
![]() |
ダイソーPD20W電源 46g |
重さは実測で51g。ダイソー電源よりも約5g重いだけです。このサイズと重さで、本当にノートPCの電源として使えるのでしょうか?
スペック確認:20V出力に期待
スペック表を確認すると、この30W電源は最大20V1.5Aの出力に対応しているようです。(確かダイソー電源は9Vまでだったと記憶しています。)この電圧があれば、ノートPC側で電力不足と認識されることはなさそうです。
![]() |
スペック表 |
![]() |
実機テスト:YouTube再生しながら充電 20Vで電流も流れてます |
早速、ノートPCに接続し、YouTubeを再生しながら充電を試してみました。
すると、20Vで1.5A弱の電流が流れています。スペック通りですね。電圧がしっかりと供給されているためか、「電源容量が不足しています」といった警告メッセージは表示されませんでした。これは良い兆候です。
![]() |
赤外線放射温度計で表面温度を計測 |
電源の温度もチェックしてみました。触ってみると、40℃程度でほんのり温かい程度。「熱い!」と感じるような発熱はなく、安心して使えそうです。
バッテリーへの影響:充電は成立するのか?
約20分強、この状態で使用してみたところ、10Whの電力量を消費していました。単純計算すると、平均消費電力は約25Wとなります。
![]() |
23分48秒で10.192Wh消費しました。 |
ふとバッテリー残量を確認すると、なんと数%減少していました。どうやら、バッテリーの消費をかなり抑えることはできるものの、使用しながらの充電は成立しないようです。ちょっと残念。
結論:完全な置き換えにはならないが、魅力的な選択肢
今回のテスト結果から、この超軽量30W PD電源は、普段使いの40W電源の完全な置き換えとはならないことが分かりました。しかし、そのコンパクトさと軽さは特筆すべき点です。
短時間の使用時や、どうしても荷物を減らしたい時の非常用電源としては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。1290円という価格を考えれば、試してみる価値は十分にあると感じました。
皆さんも、モバイルワークの新しい選択肢として、この超軽量30W PD電源を検討してみてはいかがでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿