冬場の入浴は、ぽかぽか温まる一方で、ヒートショックの危険も潜んでいます。ヒートショックは、温度差によって血圧が急激に変化し、心身に悪影響を及ぼす現象です。
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冬の浴室 |
脱衣所を暖めるのは難しい?
ヒートショックを防ぐには、脱衣所と浴室の温度差をなくすことが大切と言われますが、現実問題として脱衣所を暖めるのは難しいですよね。洗濯機があったり、北側だったり、暖房器具がない…など、様々な理由があると思います。
浴室でバスタオルを使う!簡単なヒートショック対策
そこで私が実践しているのが、浴室にバスタオルを持ち込むという方法です。
具体的な方法
- 浴室で体を拭く: 浴槽から立ち上がり、お湯に足が使っている状態で上半身をバスタオルで体をよく拭きます。
- 下半身を拭いてから脱衣所へ: 上半身を拭き終わったら、ようやく浴槽から出て、浴室内で下半身を拭きます。浴室は暖かいので、ゆっくりと体を拭くことができます。
- 脱衣所では最短で服を着る: すでに身体を拭いているので、脱衣所ではすぐに服を着ることができます。ヒートショック対策なら、上半身、下半身の順番で着るのが良いのかも。また、身体を十分に拭いているので、ガウンのようなものだけを羽織り、秒で暖房の効いたリビング(居間)に移動することもできます。
- 服をビニール袋に入れて持ち込む: より万全を期すなら、着替える服をビニール袋に入れて浴室に持ち込み、浴室内で着替えてしまうのもおすすめです。
なぜこの方法が効果的なの?
- 気化熱で体表面の急激な温度低下が防げる: 浴室から出る際に、体についた水滴が急速に蒸発し、体が冷えるのを防ぎます。
- 脱衣所で過ごす時間を短く: 浴室で体を拭き、着替えも済ませてしまうので、寒い脱衣所にいる時間を最小限に抑えられます。
この方法のメリット
- 今日からすぐに始められる: バスタオルを持ち込むだけなので、特別な準備は必要ありません。
- 費用がかからない: バスタオルはすでに持っている人が多いでしょう。
- 効果を実感しやすい: 体が温かい状態で脱衣所へ移動できるため、ヒートショックのリスクを軽減できます。寒がりの私でも、あまり寒く感じずにお風呂から出られますから。
まとめ
脱衣所を暖めるのが難しい場合でも、浴室でバスタオルを使うという簡単な方法で、ヒートショック対策をすることができます。ぜひ試してみてください。
【ポイント】
- バスタオルを濡らさない: 浴室でバスタオルが濡れない置き場を確保する必要があります。
- 冬場は特に注意: 冬場は特に温度差が大きくなるため、注意が必要です。一つの対策にはなりますが、過信は禁物です。
- 高齢者や心疾患のある方は、より注意が必要: 医師に相談の上、自分に合った対策を行いましょう。
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【その他】
- この記事はあくまで個人の体験に基づいたものです。
- より正確な情報は、医師や保健師にご相談ください。