暑いさなかにエアコンの室外機が回っているのを見ていると、
「室外機を涼しくしてやれば、電気代も節約できて、環境にも優しいのでは」
と思ったりします。
エアコン室外機にミストを吹き付けることについては、室外で使う仕様だし、雨の中でも雨滴を吸い込みつつエアコンを回しても良い設計になっているのだから、ミストを吹き付けるくらいで壊れたらおかしいでしょ。
という理由の元に、可能だと判断しました。
ということで、可能なのか、とりあえずググッてみました。
「商品のご紹介|エアコン室外機ミスト|ワールドガレージドア」
やっぱり、同じようなことを考える人は居るんだね。
これによると、
エアコンの消費電力を約9.5%節約できるそうです。
水道の使用量がミストノズル1個あたり毎分0.13リットル。
価格は4800円
皮算用
10%として、ざっくり計算してみましょう。エアコンの平均消費電力を600Wと仮定。
1日4時間、ミストを稼働したとして、この間の消費電力が10%節約できるのだから、
節約できる消費電力は
600W * 4h * 0.1=240Wh
電気代が1kWhにつき25円とすると、1日で節約できる電気代が6円
7月、8月、9月+αのフル稼働で、1年間に100日稼働したとして、年間に節約できる電気代が600円。
水道料金
0.13 (リットル/分) * 60分 * 4時間 *100日 = 3120リットル/年
水道料金を1000リットルで100円として、年間約300円の水道料金が掛かる。
差し引き、年間300円の節約
ミストのホース代が、4800円(税別)
このホース代を電気代の節約でペイできるまで17年・・・・
だめじゃん・・・
大規模な例
家庭用ではなくて大規模な例として、「大阪市 水道局 業務用空調室外機周辺におけるドライ型ミスト散布」
ちなみに大阪市水道局の実験では、7.5%の消費電力が節減できたという。
上の試算よりもっと悪い・・・
ビル設備のように、多くの電力を消費し、ミストノズルの代金が割合が安ければペイできるけれど、家庭用のエアコンではとてもペイできなさそうだ。
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