2年前の息子の夏休みの理科の実験データより・・・。
夜間に冷凍室で1リットル(500mlペットボトル2本)の氷を作り、昼間に冷蔵室を冷やすことで、昼間の消費電力を減らすことができないかを実験したもの。
昼間:午前7時~午後11時
夜間:午後11時~午前7時
同じ冷蔵庫を2つ恒温槽に用意して実験すれば正確なのだろうけれど、これは、子供の夏休み実験。
1日おきに、冷凍室から冷凍室に、午前7時と午後11時に移し替え、エコワットで消費電力量を測って記録しました。
サンプル数を稼ぐため、ゴールデンウイークからの4ヶ月間の測定です。
回帰直線から、30℃で比較すると
昼間氷無しの消費電力量 1.7156kWh
昼間氷有りの消費電力量 1.6413kWh
で、差し引きから、氷があれば74.3Wh節電できます。
また、
夜間氷無しの消費電力量 0.9032kWh
夜間氷有りの消費電力量 0.9788kWh
で、夜間は冷凍室で氷を作るために75.6Whの電力が余分に必要でした。
トータルの消費電力量はほとんど変わりませんが、昼間の消費電力を少なくして、夜間にシフトすることはできました。
深夜電力など夜間に安い電気が使えるなら意味があるかもしれません。
外気温が低いと、氷が溶けきらないこともあったので、その影響か氷の有無で消費電力量の差が少なくなっています。
これはペットボトルを冷蔵庫に入れただけなので、もっと効率をあげて、例えば5倍くらいの量を実用化しても、1日でシフトできる電力量は300~400Whですから、昼間と深夜の電力料金の価格差を25円/kWhとすると、節約できる電気代は1日あたり7.5円~10円。
1年間で 2700円~3600円の節約できる計算。
装置コストを5000円~10000円に抑えれば、電気料金で無理なくペイできそうですね。
冷蔵庫という製品に組み込んだ場合に、この価格差を市場の顧客に受け入れてくれるかはわかりませんけれど、、、。
あと、昼間に停電があっても、冷蔵室の温度上昇が抑えられるので、食品が腐りにくいという利点もありますね。
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