夏になるとどんなに頑張っていても迷惑な生物であるゴキブリの室内への侵入を完璧に防ぐことはできない。
出てしまったものは仕方がないので退治するしかない。
退治するにしても、汚いものなので叩いて潰すわけにはいかないし、動き回るので物陰に逃げ込まれても面倒だ。
できるだけ確実に、しかも動き回らせることなく仕留めたい。
私が使っている最も効果的な方法を二つ紹介したい。
その2つはこうだ
- 掃除機で吸い取る
- 凍結系の殺虫剤で動きを止めて、仕留める殺虫剤で止めを刺す。
1.掃除機で吸い取る方法
掃除機で吸い取るのが最も楽だ。手が汚れることもないし、上手にやればほぼ取り逃がすことがない。
走り回ることもないので非常にお気軽だ。
方法は簡単だ、まず離れたところで掃除機のスイッチを入れる。
掃除機の吸引が始まってから、ゴキブリの後方から吸引ホースをそ~っと近づけていく。
ノズル類は何もつけなくてもいいだろう。ホースの口そのままで十分だ。
後ろからそーっと近づけるには訳がある。
ゴキブリは、後ろに空気の動きを感知する器官を持っている。
早く動かすことで、遠くでこちらの動きを察知してしまい逃げられてしまう。だから空気に動きを立てないようにそっと近づけて行こう。
この時すでに、掃除機の吸引を始めておく。
そうすると掃除機の吸引の空気の動きを察知はするが、普段とは違う空気の動きで相手はどうして良いのか分からずそのままじっとしていることが多い。
前方から近づけていくと、触覚など別の器官で危険を察知して逃げられる。
だから後ろからそっと近づけていくのだ。
掃除機のノズルがかなり近づいても、相手はそのまま止まったままでいることが多い。近づけていくとそのままスポッと吸い取られる。
この方法の欠点としては、ゴキブリの発見から掃除機を用意して起動するまでの時間に逃げられてしまうことがあることだろう。
そして気分的には、掃除機が紙パック式でないと何となく嫌だ。
中に蟻が入ったものをどのように掃除するのかを考えると、サイクロン式の掃除機などのようなものではちょっとやりにくい。
紙パック式の掃除機だと、あれを吸い取った状態の紙パックをすぐに交換して捨ててしまいたいので、紙パックを交換したばかりだともったいないような気がする。
この方法のまとめ
- ノズルは不要
- 掃除機のスイッチ・オン
- 後ろから、ゆっくり、近づける
- 吸い取った後の処理
2.凍結系の殺虫剤を使って動きを止めて、殺虫剤でとどめを刺す
殺虫剤を最初から振りまいて退治することも可能だが、息の根が止まる前の数秒間は激しく動き回る。直撃できない場合は何度も殺虫剤を噴射することにもなるので、室内で相当殺虫剤をばらまいてしまう。
室内で殺虫剤をばらまくことに抵抗を感じる人も多いだろう。
そういう人は、まず凍結系の殺虫剤を使おう。
凍結系の殺虫剤というのは、虫を殺すための薬が入っているわけではなく、気化熱を利用して瞬間的に極低温の気体を発射することができるものだ。殺虫成分ではないので、部屋の中で撒いても安心です。
瞬間的にマイナス何十度の低温の気体が噴射されるのだ。 昆虫は低音では体が動くことができないので、そのままじっとしている。凍って死んだようにもなるが、生き返っては困るのだ。とどめをさそう。
凍結系の殺虫剤のコツは、そ~っと近づいて、敵に極近い周りに円を描くように撒く。少し左右に振りながら、最初は敵より少し広めに撒くのが効果的。一点集中だと、最初の一撃の瞬間に逃げられることがあるので、少し広めを狙う。動きが鈍くなったら、さらに近づいて直撃。
動かないのでどんな方法でも止めはさせる。あとはお好みだ。
私はここで、殺すための殺虫剤をひと吹きする。そうすると室内にほとんど殺虫剤を振りまくこともなく、確実に仕留めることができる。
どうしても殺虫剤を使うのが嫌なら、ビニール袋などに回収して、そこに台所用の洗剤などを流し込むのも良い。洗剤などは普通に殺すことができる。
止めを刺す方法のあれこれ
ちなみに、消毒用エタノールのスプレーでも殺せるが時間がかかるので激しく動く、逃げるのでおすすめできません。火気が近くにあればスプレーすれば引火する危険もあります。
カビキラーのように強力な洗剤のスプレーもほぼ即死させられますが、部屋では撒けませんね。
台所用洗剤も原液をかければほぼ即死ですが、動いている状態では当たらないし、床には撒きたくないですね。
台所用洗剤の薄いのでは、すぐには死んでくれません。
この方法のまとめ
- 凍結系の殺虫剤をゴキブリの20cmくらいの距離から、少し広めの範囲に撒く。
- 動きが鈍くなったら、近づいて直撃。白く凍るくらいまで撒く。
- 止めをさす。殺す系の殺虫剤やビニル袋に回収して台所洗剤を注入するなど。
以上が、ゴキブリが出ちゃった場合の対処法です。
できるだけ出現を避けるための方法として
- 食べたら死ぬ系の薬剤を使っていく(ホウ酸団子や、コンバットなど)
- 外側周りなどには、2週間に1度、待ち伏せ系の殺虫剤をまく。
- 時々燻煙系の殺虫剤を室内で使用する。 最近は、ゴキブリムエンダーという燻煙しなくても散布で、部屋中のゴキブリに効果がある殺虫剤もある。
というような方法でできるだけ努力はしています。